最近、貸別荘やコテージでの宿泊が注目を集めていますが、それに伴いどのように宿泊施設を見つけ、予約をしているのかについて、鵜山リゾート株式会社が実施したアンケートの結果が明らかになりました。この調査は、これまで貸別荘に宿泊したことのある全国の男女161人を対象に、宿泊施設の比較や予約に関してのサイト利用状況を探るもの。以下にその詳細をまとめます。
調査概要
調査対象は一棟貸しに宿泊したことのある男女161人で、全国からデータを収集しました。調査は2024年11月11日から11月18日にかけてインターネットを通じて実施されました。
人気の宿泊予約サイト
アンケートの結果、一棟貸しの宿泊施設を比較する際に最も多く利用されるサイトは「マップ検索(25.9%)」で、それに続くのが「検索エンジン(18.6%)」、そして「楽天トラベル(12.4%)」、「じゃらん(10.9%)」、「公式ホームページ(6.9%)」です。この結果から、宿泊者は視覚的に分かる情報を求めていることが伝わってきます。
各サイトの利用は、単なる情報収集に留まらず、予約の際にも重視されています。確定予約をする際には「楽天トラベル」が32.3%と最も多く、次に「施設の公式ホームページ(22.4%)」や「じゃらん(21.1%)」も使われています。
利用者が重視するポイント
アンケートからは、利用者が宿泊予約時に特に重視する4つの要素が浮き彫りになりました。
1.
ポイント還元・特典:特に楽天やじゃらんを利用することで貯まるポイントが重視されています。
2.
価格:最も安いプランを見つけるため、複数のサイトで料金を比較する習慣が根付いています。
3.
サイト利便性:予約手続きの簡便さや情報の豊富さが求められ、ユーザーは普段使い慣れたサイトを選ぶ傾向があります。
4.
情報の信頼性:宿泊者からの口コミ情報が充実したサイトへの信頼度が高いです。
これらの要素を背景に、利用者は旅行サイトだけでなく、SNSやWEB記事など多様な情報源を駆使して、自分に最適な宿泊施設を探し出しているのです。
予約サイトの競争力
楽天トラベルのような大手旅行サイトは、ポイント還元や特典、利便性の高さから多くの宿泊者に利用されており、それに対抗するためには独自の強みを持つサイトが求められます。たとえば、AirbnbやBooking.comのような他の予約サイトがターゲットを絞り、独自性を打ち出している点は注目に値します。
今後、貸別荘サイトは市場のニーズに合わせた施策を講じることで、より一層の発展が期待されます。