環境に優しいリボンブランド、「NINER」の誕生
2023年、高島リボン株式会社は新たに「NINER」と名付けられたオンラインショップを立ち上げました。このブランドは、持続可能性と美しさを追求し、オーガンジーリボンの端切れを利用した製品を展開しています。特に、このプロジェクトの背景には、アパレル業界が抱える環境問題の解決を目指す姿勢が強く表れています。
「NINER」とは?
「NINER」は、美しさとエコの両立を目指すブランドで、9つの「R」に基づいた理念のもと運営されています。具体的には、リボンのリサイクル、再利用、再生、さらにデザインのこだわりや高い技術力を駆使し、ただエコな商品を提供するだけでなく、ハイエンドなファッション感覚も大切にしています。これは、1932年から続く高島リボンの歴史が育んできた品質への執着を象徴しています。
もったいない精神から生まれた製品群
廃棄ロスを減らすために生まれたのが、リボンの端切れを使用したサステナブルシュシュです。高島リボンの手掛けるシュシュは、全てハンドメイドで仕立てられ、色とりどりの端切れから個別に作成されます。そのため、トレンドに合わせた特別な作品が手に入ります。リボンメーカーだからこそ実現できる多彩な色展開は、ユーザーに新たな魅力を提供しています。
商品ラインナップ
1. ベルベッチンシュシュ
- - 幅: 50㎜、サイズ: 約10㎝、価格: 1,890円(税込)、色展開: 最大32色
生産時に出た端切れを利用し、32色の豊富なカラー展開で展開されています。繊細かつ高品質な仕立てが特徴です。
2. ベルベッチンビッグシュシュ
- - 幅: 75㎜、サイズ: 約13㎝、価格: 3,150円(税込)、色展開: 3色
大きめサイズがトレンドで、高度な職人技を必要とする希少な商品です。
3. オーガンジーシュシュ
- - 幅: 100㎜、サイズ: 約15㎝、価格: 2,350円(税込)、色展開: 5色
透け感が魅力のこのビッグシュシュは、上品な色合いで夏にぴったりです。
COMAKIプロジェクト
高島リボンは新たな取り組みとして、使用済みのリボンを再利用する「COMAKI」を始動。高級リボンを少量から手に入れることができるアソートボックスで、ユーザーは自身のクリエイティビティを発揮できる機会が増えました。これにより、利用者のニーズと廃棄を意識した持続可能性の両面を満たす商品です。
まとめ
高島リボン株式会社は、単にリボンを製造するだけでなく、環境への配慮しながら美しさを追求しています。「NINER」と「COMAKI」はその象徴であり、今後もユーザーの期待に応えて進化を続けていくでしょう。これからも、このブランドから目が離せません。このような取り組みが、ファッション業界全体を持続可能な方向へ導く第一歩となることを期待します。