デジタルハリウッド大学に新たなリーダーが誕生
デジタルハリウッド大学(DHU)は、2026年4月1日より藤井直敬卓越教授が新学長に就任することを発表しました。この大学は、全国で初めての文部科学省認可の株式会社立大学として知られ、デジタルコンテンツと企画・コミュニケーションに特化した学びを提供しています。
学長交代の背景
デジタルハリウッド大学は、2004年に現学長の杉山知之によって創設されて以来、初めての学長交代を迎えます。杉山氏は、学長職から退くものの、設置母体であるデジタルハリウッド株式会社の経営には続投します。この交代は、大学の未来を見据えた重要なステップといえるでしょう。
新たな学長、藤井直敬教授のプロフィール
藤井直敬教授は、東北大学医学部卒業後、医師としてのキャリアを積まれました。その後、MITでポスドクとしての経験を積むなど、多彩な経歴を持っています。2008年には、適応知性研究チームのチームリーダーとして、社会的脳機能についての研究を行ってきました。また、株式会社ハコスコの創業者でもあり、2018年にはデジタルハリウッド大学の教員として新たな役割を担っています。
デジタルハリウッド大学の教育理念
デジタルハリウッド大学は、「不確実で予測不能な未来を自分らしく生き抜く力を育む」ことを教育理念として掲げています。デジタルコミュニケーション学部では、学生がデジタルコンテンツに関する幅広い知識と技術を習得できるよう、経験豊富な教員が指導にあたります。この学部は、デジタル技術だけでなく、ビジネスプランニングやマーケティングなど、総合的な技能を養うプログラムを提供しています。
また、留学に力を入れており、世界46か国からの学生が集まる多様性に富むキャンパスを形成しています。
社会に変革をもたらす人材育成
デジタルコンテンツ研究科では、理論と実践を融合させる教育を行っています。超高度情報化社会において、学生たちはデジタルコミュニケーションを活用して社会に変革をもたらすリーダーとして成長することを目指します。特に、[SEAD(Science / Engineering / Art / Design)]の4つの要素をバランスよく学ぶことで、新規事業のアイデアを実現する能力を身につけられます。
また、大学は全国的な起業家育成に注力し、2024年度の大学発ベンチャー調査では全国大学中15位、私立大学中6位を記録しました。これにより、多くの起業家たちが社会に出ていくことが期待されています。
未来への展望
藤井教授の就任により、デジタルハリウッド大学は今後更なる教育革新を進め、社会に貢献できる人材を育てる方針を強化していくことでしょう。次代を担う若者たちが、この学び舎でどのように成長していくのか、今後の展開から目が離せません。
参考リンク
デジタルハリウッド大学公式サイト:
デジタルハリウッド大学