女性起業家大賞で輝く、株式会社藍苑の赤司圭子代表

株式会社藍苑が女性起業家大賞で受賞

2023年、株式会社藍苑の代表取締役である赤司圭子氏が、「第24回女性起業家大賞」のグロース部門にて優秀賞を受賞しました。この賞は、全国商工会議所女性会連合会と日本商工会議所が主催するもので、女性起業家の革新性と成長性を評価する重要な賞となっています。

受賞の背景

藍苑は2019年の設立以来、「家族葬のあい苑」というブランドを掲げて、福岡県での特化したサービス展開を行っています。設立からわずか6年で、久留米市、鳥栖市、小郡市、筑紫野市に4つの拠点を開設し、今後もさらなる拠点展開を予定しています。彼らが評価された主な理由には、以下の3つのポイントがあります。

1. 1日1組限定・小規模葬儀への特化
藍苑は、平均5～10名の家族葬を重点に置いた葬儀プランを提供しています。火葬式、一日葬、家族葬の3種類のパッケージを設計し、利用者のニーズに応えています。

2. DXを活用した顧客管理
先進的な顧客管理システムCRMを導入することで、問い合わせ履歴や葬儀に関するデータを集積し、効率的なアフターフォローや終活相談を行っています。このDXの活用により、再来店率の向上も実現されています。

3. 地域連携によるサービスの革新
藍苑は葬儀サービスを地域の他業種との連携を通じて進化させています。これにより、葬儀の枠を超えた「暮らしに寄り添うサービス」を提供し、顧客満足度の向上を図っています。

組織と成長戦略

藍苑の成長には、人材育成も重要な要素です。葬祭ディレクター教育の標準化を進め、動画マニュアルや数値管理を導入することで、次世代のリーダーを育成し、組織の強化を目指しています。また、5年後にはさらに5ホールを展開し、10年後には50ホールの運営を計画しています。M&Aを視野に入れ、地域葬儀社の事業承継も視察していく方針です。