最新VDI監視ツール「uObserve」ver.6.0、仮想環境を効果的に可視化
株式会社東陽テクニカは、米国のUila社が開発した仮想基盤管理ソフトウェア「uObserve」の最新バージョンであるver.6.0を、2023年4月25日に販売開始したことを発表しました。この新しいバージョンは、仮想デスクトップインフラ(VDI)環境の問題解決やボトルネックの可視化を、より効率的に行える機能を多数搭載しています。
進化した「uObserve」
「uObserve」は、仮想環境やクラウド上におけるシステムの動作を可視化、分析し、最適化するためのソフトウェアです。これまでにも多くの企業に導入され、特にオブザーバビリティの観点から高い評価を受けています。ver.6.0では、最新のCitrix VDI解析機能と、ChatGPTとの連携による新機能“AskUila”が追加されました。
Citrix VDI解析機能の強化
新たに搭載されたCitrix VDI解析機能は、仮想環境の運用管理者に対し、ユーザー行動やインフラストラクチャーの可用性についての詳細な情報を提供します。これにより、問題発生時には迅速かつ正確に対応できるほか、パフォーマンスの最適化も実現されます。特に、Citrix環境でのトラブルシュートの効率が大きく改善されることが期待されています。利用には、Citrix VDIモニタリングオプションライセンスが必要ですが、その投資に見合う価値を提供するでしょう。
ChatGPT連携機能“AskUila”
また、ChatGPTとの連携機能“AskUila”も搭載され、これによりユーザーは「uObserve」についての質問に対して即座に回答を得ることが可能になりました。これにより、トラブルシュートに役立つヒントを簡単に得たり、ユーザーガイドにスムーズにアクセスすることができます。この機能においては、ChatGPTのログイン情報が必要です。
エージェントレス導入の利点
「uObserve」はエージェントレスであるため、監視対象のシステムにソフトウェアを直接インストールする必要がありません。これにより、VMwareやHyper-V、Nutanix AH、そしてAWSやAzureといった主要なパブリッククラウド環境でも容易に導入でき、ボトルネック分析が行えます。ユーザーは通信問題の原因を切り分け、システム環境の変化に伴う性能調査を効率よく進められるようになっています。
会社概要
東陽テクニカは、東京都中央区に本社を置く企業であり、技術革新を促進するリーダーとして知られています。同社は脱炭素やエネルギー、情報通信など多様な分野において最先端の測定技術を提供しており、自社製品の開発にも注力しています。最近ではデジタル化の流れに対応した新規事業も積極的に進めており、国内外の市場において成長を続けています。
結論
「uObserve」ver.6.0は、仮想環境管理の新たなスタンダードとして、多くの企業に貴重な価値を提供することが期待されています。Citrix VDI環境の最適化やChatGPTとの連携により、より効率的な運用を実現するこのソフトウェアは、今後のビジネスシーンにおいて欠かせないツールとなるでしょう。