三菱商事RtMジャパン、ブロックチェーン活用のECOシステムを稼働開始

三菱商事RtMジャパンのECOシステムの新たな挑戦



三菱商事RtMジャパン株式会社が、Skuchain社のブロックチェーンベースのEC3プラットフォームを利用した新しいデジタル取引システム「ECO」の本稼働を開始しました。この取り組みは、特に貴金属業界における業務の効率化を目指したもので、顧客と企業間での請求書や成約確認書のデジタル管理を実現します。

ECOシステムの概要



ECOシステムは、請求書および成約確認書の送付、確認、署名、そして管理をデジタル方式で行うことで、これまでの取引を効率化します。このシステム導入によって、企業は従来の手作業によるコミュニケーションから脱却し、場所を選ばず取引処理が可能となります。まずは、第1フェーズとして、電子媒体での成約確認書と請求書のやり取りが行われます。

新型コロナウイルスの影響を受ける現代において、ECOは外部からの混乱に影響されずにビジネスを継続するための革新的な解決策として注目されています。

サプライチェーンの効率化



貴金属業界では、サプライヤー、商社、実需家が各々で情報を管理してきましたが、ECOの導入によりこれらの情報が三菱商事RtMジャパンと顧客間で共有されることになり、業務の効率化が期待できます。今後は、定期的に機能拡張を行い、さらに多様なデータがブロックチェーン上で共有される予定です。

プライバシー管理の重要性



ECOの機能拡充に伴い、プライバシー管理の重要性が高まりますが、Skuchain社が提供する項目レベルの暗号化データ共有サービスを利用することで、機密性の高い情報を確実に保護しつつ、データのやりとりが行えるようになります。これにより、ビジネスの透明性と安全性が両立されることが期待されています。

先進的なソリューションの提供



三菱商事RtMジャパンは、このプロジェクトを通して最先端のソリューションを業界に提供することを目指しています。Skuchain社の創設者兼CEOであるSrinivasan Sriram氏は、「EC3プラットフォームが三菱商事RtMジャパンのビジネスを変革し、長期的な成功をサポートできることを期待しています」とコメントしています。

お客様との新しいチャネルの構築



同社の長島健仁氏は、「ECOはお客様に直接共有されるデジタルネットワークを構築するための新しい挑戦です。取引書類の確認が第一歩で、今後はこのチャネルを最適化していきます」とコメントしており、顧客に対する新しいソリューションを提供できることを喜びとしています。

Skuchain社について



Skuchain社は、変化の激しいサプライチェーンを支えるブロックチェーンサービスを提供する企業です。このEC3プラットフォームは、データと資本を活用して柔軟性とレジリエンスを最適化し、業界全体のバリューチェーンを強化します。日本国内外で多彩な分野に展開しているSkuchain社の詳細については、www.skuchain.comを参照してみてください。

三菱商事RtMジャパンについて



三菱商事株式会社の完全子会社である三菱商事RtMジャパンは、金属資源全般を扱う商社であり、金属業界における重要なプレーヤーとなっています。ECOシステムの導入が、この業界にもたらす影響は計り知れません。今後の取り組みから目が離せません。

会社情報

会社名
Skuchain, Inc.
住所
東京都千代田区九段南2-4-11パシフィックスクエア九段南8階
電話番号
03-4540-3787

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