合名会社豊永酒造が、アジア最大の品評会「TWSC 東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2025」で特筆すべき成果を収めました。焼酎部門において、同社の麦焼酎「麦汁原酒44度」に加え、「麦汁」がそれぞれ最高金賞および金賞を獲得したのです。
「TWSC」は、2019年から開催されている日本の繊細な味覚をもって世界の食文化を評価する場として広がってきました。この品評会では、洋酒部門639アイテムと焼酎・泡盛部門190アイテム、計829アイテムが出品される中、最高金賞に輝いたのはわずか7アイテムのみ。この中での受賞は、豊永酒造にとって名誉なものであると同時に、日本の焼酎文化の評価を高める大きな意味を持ちます。
特に注目すべきは、受賞した「麦汁原酒44度」は、国産はだか麦を原料とした濃厚で香ばしい香りが自慢。無濾過で仕込まれたこの焼酎は、まさに「麦の汁」として仕上げられています。商品の特徴はその高いアルコール度数の44度で、香りと甘味のバランスが取れ、特有のガス香によって他にはない個性的な飲みごたえを実現しています。
「麦汁」に関しては、アルコール度数が25度と比較的飲みやすく、これもまた国産はだか麦を使用。無濾過で仕上げたことで、シンプルでありながらも香ばしい風味が際立つ一品となっています。この2つの商品は、国内外で特に高い評価を受けており、今や麦焼酎の新たなスタンダードとしての地位を確立しています。
豊永酒造は、韓国、中国、台湾など多くの国と地域にも積極的に輸出を行っており、特に韓国市場では話題の的となっているとのこと。このように国境を超えて人気を博していることは、品質の高さと味わいの豊かさを示す証でもあります。
今後販売される予定の「麦汁原酒44度」は、数量限定で10月ごろからの発売が計画されており、前年度の販売分は完売したため、今年の販売も注目が集まります。
TWSCでの受賞は、豊永酒造がこれまでに獲得した多くの賞の一環であり、2019年から2025年までの間、金賞を連続で受賞していることも、その信頼性を証明しています。フランスKura Masterでも金賞を受賞するなど、国際的な評価も高まっています。
最後に、TWSCの公式サイトには受賞結果が公開されているので、興味のある方はぜひ一度訪れてみてください。また、豊永酒造のこれからの動きにも注目が高まることでしょう。