小海町と香料の協定
2025-07-23 11:56:56

長野県小海町と長谷川香料が結ぶ「憩うまちこうみ事業」協定

長野県小海町と長谷川香料が「憩うまちこうみ事業」協定を締結



2023年7月23日、長谷川香料株式会社と長野県小海町は「憩うまちこうみ事業」に関する協定を締結しました。この取り組みは、循環型農業を通じて地域の振興と香料の国産原料の安定供給を目指すものです。具体的には、レモングラスの栽培を起点に、栽培、製造、リサイクルを統合した循環型農業モデルを構築しようとしています。

本協定の目的


本協定の主な目標は、環境負荷を軽減しつつ地域経済を活性化することです。小海町の特産品を作り出し、農業者の支援を行うことで、長谷川香料は「香りにとどまらない」社会的価値の創造を追求し、持続可能な開発目標(SDGs)への貢献を進めます。

輪を広げる「憩うまちこうみ事業」


この事業は、平成28年度に発足したまちづくり協議会の一環として、企業のメンタルヘルスケアを考慮したものです。豊かな自然を活かして企業の研修プログラムを提供することで、地域に訪れる人を増やし、長期的には新たな関係人口の創出を目指しています。現在、36社がこの協定に参加しています。

SDGsに向けた具体的な取り組み


1. 循環型農業モデルの構築: 自然の資源を最大限に活用し、資源の流通を効率化します。
2. 地域創生の促進: 地域に根ざした農業支援を行いつつ、新たな特産品を開発します。
3. 持続可能な取り組みの推進: 社会的、環境的な問題に取り組むことで、町全体の活性化を図ります。

循環経済への挑戦


循環経済とは、資源を減らし、使用済みのものを再利用する経済モデルです。環境省の報告によると、廃棄物の発生を抑えることを目指しています。この協定もその原則に従い、小海町の耕作放棄地を減らし、農業の持続可能性を高めることに寄与します。

小海町でのハーブ栽培の現状


長谷川香料は1993年に小海コンポースを設立し、地域の廃棄物を堆肥化する取り組みを始めてから約30年以上の歴史があります。この取り組みを通じて、廃棄物を出さない香りの開発に努めています。今後、レモングラスの栽培を例にとり、地域の農家と共に「ハーブ栽培→香り製造→廃棄物の堆肥化→農家への還元」のサイクルを形成していきます。

まとめ


この協定は、長野県小海町と長谷川香料株式会社が共同で地域活性化を図る大きな一歩です。持続可能な農業や地域の特産品の開発を通じて、町と企業が手を組むことによって、未来の可能性が広がることが期待されています。今後も地域経済の振興と環境保護の両立を目指して、積極的に活動を続けていくことでしょう。詳しい情報は小海町の公式ホームページをご覧ください。


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会社情報

会社名
長谷川香料
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