新サービス「co-buy® メガウルエンサーTM」の誕生
株式会社データ・ワンが新たに開発した「co-buy® メガウルエンサーTM」が、広告業界に革新をもたらそうとしています。このサービスは、全国のファミリーマート、ディスカウントストア、ドラッグストアから得られた購買データを活用し、消費者の購買意図を明確にしながらインフルエンサーを活用した広告施策を実行することができます。
これまで、インフルエンサーを起用したマーケティング施策は非常に広範囲に利用されていましたが、特に「フォロワー数」や「いいね数」といったSNS内のエンゲージメント指標に依存している現状が多く見られました。この状況の中で、「実際の購買行動にどの程度寄与したのか」という点が未解決の課題でした。この新サービスがこの課題を解決する一助となることが期待されています。
サービスの核となる機能
「co-buy® メガウルエンサーTM」は、実際の購買データと広告IDを組み合わせることで、購買意欲の高いユーザー群をしっかりと特定します。具体的には、4,500万の広告IDを基に、興味関心や購買確度が高い層を抽出し、最も効果的なインフルエンサーを選定します。
このプロセスにより、ターゲットとなるユーザーにクリエイティブなコンテンツを配信することが可能となります。さらに、広告配信後には、その接触が実際の購買行動に与えた影響をしっかり検証することができるため、施策の再現性を高めることが可能です。
実際の活用事例
テスト配信として、酒類のプロモーションにおいてインフルエンサー動画を利用した結果、広告に接触したユーザーは非接触者に比べてなんと70%もの購買増を確認しました。この実績は、実購買データとインフルエンサー施策の組み合わせがいかに効果的であるかを示しています。
メガウルエンサーTMコミュニティの設立
このサービス提供に際して、株式会社データ・ワンは特に購買行動に強く影響を与えるインフルエンサーを集めた「メガウルエンサーTM」というコミュニティを設立しました。このコミュニティを利用することで、広告主は自社の商品に最適なインフルエンサーを容易に選び、企画から制作、効果検証までを一貫で行うことが可能となります。
特に、食品・飲料領域に強みを持つ株式会社ライスカレープラスとの連携により、コンビニで取り扱われる商品や新商品の魅力を引き出すためのインフルエンサーやクリエイターが約1000名選定されています。さらに、ライスカレープラスが持つ高品質のコンテンツ制作技術や口コミ生成のノウハウが、より効果的なマーケティング施策を実現するでしょう。
今後の展望
データ・ワンは、今後もリテールメディア領域でのデータ活用のレベルを高めていくと共に、広告主企業の販促施策の最適化に尽力します。「co-buy® メガウルエンサーTM」を通じて、広告業界における新たなスタンダードとして、透明性と再現性の高い施策の提供を目指していきます。
会社概要
- - 会社名: 株式会社データ・ワン
- - 所在地: 東京都千代田区霞が関3丁目2番5号
- - 設立: 2020年10月27日
- - 資本金: 990百万円
- - 事業内容: デジタル広告配信事業
「co-buy®」及び「メガウルエンサーTM」はデータ・ワンの登録商標です。今後もこの新しい試みが広告業界にどのような影響を与えるか、注目していきたいと思います。