聞こえの支援を考える新たな動画シリーズが始動!
世界的な聴覚ケアのリーダーであるデマントの補聴器ブランドであるオーティコンと、茨城大学および岡山大学との共同プロジェクトである「きこえのミライ シーズン3」が、2023年10月14日より配信を開始しました。このシリーズは、リスニング・エフォートやリスニング・ファティーグに悩んでいる方々への支援を目的とし、多様な専門家が耳鼻科医療や教育分野から情報を発信します。
シーズン3の特長
「きこえのミライ シーズン3」では、これまでのシーズンから引き続き、「聞こえの支援」に関連した情報を専門家がそれぞれの視点から解説します。耳鼻科医、教育者、研究者、補聴器メーカー、小児オーディオロジストといった多様な専門家が参加し、最新の支援方法についての知見を共有します。また、シーズン3では全員が一堂に集まる討論会も企画されています。
シリーズのナビゲーター
茨城大学 教育学部 障害児生理学研究室の田原敬准教授がナビゲーターを務め、聴覚障害に対する教育的視点を中心にリスニング・エフォートの研究を深めてきています。岡山大学病院 聴覚支援センターの片岡祐子准教授も、耳鼻咽喉科専門医として、広範な世代にわたる聴覚障害者への支援に取り組んでいます。
オンデマンド動画の内容
オンデマンドで配信されるプログラムは、日本のリスニング・エフォートの研究や実践的支援に焦点を当て、全6回にわたって展開されます。各動画は日本語字幕に対応し、視聴は無料で特設サイトを通じて行えます。内容は約10分から20分のセッションに分かれ、一人ひとりが「きこえの未来」についての理解を深めるものです。
各回のタイトル
1. リスニング・エフォート研究の今とこれから
2. 社会全体で支えるきこえのミライ
3. 聴覚研究への挑戦とエリクスホルムからの最新情報
4. 補聴器技術の進化とその影響
5. 聴覚障害を持つ子どもへの具体的支援法
6. 聴覚支援を語る為の討論会
専門家からのメッセージ
田原准教授は、「視聴者がサポート方法を考える手助けとなることを期待しています」と述べ、片岡准教授も「異なる背景を持つ人々が共に語り合い、よりよい未来を創造するためにこのシリーズが役立つことを願っています」と語っています。
参加方法
視聴申し込みは特設サイトから可能で、締切は2026年1月31日までです。興味のある方はぜひお早めにお申し込みください。国際的な知見とともに、「きこえのミライ」を共に考える機会です。
さらに詳細な情報や申し込みについては、特設サイトをご覧ください。
こちら.
最後に
オーティコン補聴器のプレジデントである齋藤徹氏は、技術的な側面からも「リスニング・エフォート」を軽減する製品の開発に取り組んでおり、本シリーズが個々の支援の実践に貢献することを強調しています。私たちの理解を深め、聴覚職支援のあり方を再考する機会となるこのシリーズに、多くの方々が参加されることを期待しています。