広島県広島市で中小企業経営者向けの財務コンサルティングを行うエフピーステージ株式会社が、東京都渋谷区で中小・中堅企業の経営支援を行う株式会社フォーバルにM&Aで事業譲渡したことが明らかになった。M&Aを支援したのは、M&Aキャピタルパートナーズ株式会社である。
エフピーステージは、代表取締役の五島聡氏が持つ圧倒的な指導力とカリスマ性を武器に、中小企業の経営者向けに教育事業を展開し、着実に成長を遂げてきた。同社は、保険営業支援や事業承継支援なども手掛けており、五島氏は自身の事業承継についても真剣に考えていたという。
五島氏は、M&Aキャピタルパートナーズの佐々木貴義氏と宮島豪太氏との出会いを通じて、事業承継を客観的に判断し、理解してくれる適切な相手を見つけることの重要性を感じた。佐々木氏と宮島氏を通じて、フォーバルとの面談が実現し、両社の事業の方向性が一致していることや、フォーバルが五島氏の代表継続を望んでいることなどが決め手となり、2024年5月にM&Aが成立した。
今回のM&Aは、お互いにメリットのある「模範となるM&A」を目指しており、エフピーステージの持つ財務コンサルティングのノウハウと、フォーバルの経営支援のノウハウを融合することで、中小企業の抱える課題解決をさらに加速させることを目指す。
フォーバルは、エフピーステージの教育事業を活用することで、顧客基盤の拡大とサービスの質向上を図る。一方、エフピーステージは、フォーバルの経営資源を活用することで、事業の安定化と成長を加速させる。
今回のM&Aは、中小企業の事業承継の成功事例として注目される。両社の連携により、中小企業の経営環境が改善され、地域経済の活性化にも貢献することが期待される。