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毎月17日は「減塩の日」！

毎月17日は日本高血圧学会によって制定された「減塩の日」です。この日は、高血圧の予防や治療のために減塩に取り組むことが呼びかけられています。オムロン ヘルスケア株式会社が実施した調査によると、約40%の血圧計ユーザーが減塩に取り組んでいることがわかりました。

調査の背景と目的

オムロン ヘルスケア株式会社は、健康管理アプリ「OMRON connect」において、血圧計を使用しているユーザーを対象に高血圧対策に関する意識調査を実施しました。これにより、ユーザーの健康管理の実態や意識を探ることが目的です。

減塩の実施状況

調査結果によると、高血圧対策で最も多くの人が実施しているのは「家庭での血圧測定」で、62.1%の人が行っていると回答しています。次いで、
「適度な運動」を44.8%、
「体重管理」を39.6%、
「アプリでの血圧値管理」を38.3%の人が実施しているという結果が出ました。

さらに、減塩に取り組んでいると回答した人は全体の38.0%であり、その中で最も多い減塩方法は「減塩調味料・食品を選ぶ」との回答が65.1%を占めています。「出汁や香辛料を活用する」という選択肢は33.1%、そして「外食を控える」が28.0%という結果が続きました。

ナトカリ比の認知

しかし、減塩に取り組む人々の中で、高血圧リスクに影響を与える「ナトカリ比」を知っている人はわずか11.0%に過ぎません。このナトカリ比とは、尿中のナトリウムとカリウムの比率を指しており、高血圧対策において非常に重要です。この調査では、74.2%の人が「ナトカリ比」を知らないと回答しています。

専門家のコメント

滋賀医科大学の三浦克之教授は「家庭での血圧測定が広く普及していることは、健康意識の高さを示しています。しかし、ナトカリ比の認知度が低いことが課題です。この比率を理解し、適切にカリウムを摂取することで、高血圧対策が可能になります」とコメントしています。

まとめ

「減塩の日」の実施により、多くの人々が高血圧対策を見直し、食生活を意識するきっかけになっていることが明らかになりました。しかし、ナトカリ比の認知が低い現状は、今後の教育や啓蒙活動が重要であることを示しています。カリウムを豊富に含む食品を取り入れた食事を心がけ、高血圧予防に努めましょう。

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