ファミリアグループが銀行と手を組む理由
ファミリアグループが、株式会社十六銀行及び株式会社百五銀行と業務提携を結んだことを発表しました。この提携は、近年の超高齢化社会において重要な「資産管理」や「資産承継」に関する支援を強化するためのものです。
業務提携の内容
初めに、具体的な業務提携の内容を見てみましょう。まず、十六銀行との提携ではマインドを「民事信託契約書の組成」に中心に据え、それに伴う資産承継のコンサルティングが行われます。一方で百五銀行も同様に、信託契約の組成や資産承継に関するサポートを展開します。
さらに、行政書士法人ファミリアでは法律的支援としての遺言作成や相続手続のサポート、戸籍収集のサービスを行い、税理士法人ファミリアでは、相続税の申告サポートも提供。こうした複数の専門機関が連携することで、より包括的なサービスが実現します。
民事信託の重要性
特に注目すべきなのが「民事信託」という制度です。人生100年時代と言われる現在、長生きすることは多くの人々にとって嬉しいことですが、同時に「認知症によるリスク」も大きな社会問題となっています。もし認知症となった場合、銀行口座や不動産といった財産が「資産凍結リスク」の影響を受ける可能性が高まります。このような場合に、民事信託を活用することで、家族がその財産を管理・運用・処分することが簡単になります。
ファミリアグループは、この制度の重要性を認識し、地域の金融機関と手を組むことで、その活用を促進しています。これにより、認知症による資産凍結への不安を解消し、安心してシニアライフを楽しむための基盤を整えています。
ファミリアグループの実績と理念
名古屋に本社を構えるファミリアグループは、民事信託に関して500件以上の相談を受けてきており、受任実績も100件を超えています。また、年間50件以上の家族信託セミナーを開催し、認知症対策や相続対策、事業承継に関する専門的な情報を提供。顧客の多様なニーズに応えるため、家族信託の組成に力を入れています。
特に、ファミリアが運営する専門ホームページ「民事信託ステーション」も、資産承継や信託に関する情報を提供しており、多くの人々にとっての情報源となっています。公式サイトへのリンクは
こちらです。
まとめ
ファミリアグループが十六銀行と百五銀行との業務提携を通じて、資産管理や相続対策に対する包括的なサポートを強化することは、シニア世代にとって大きな安心材料となるでしょう。高齢化社会において、生活をより安全で快適に過ごすために、民事信託の活用が益々重要であることが、ここに示されています。