兼松とRawgaが契約
2025-09-10 14:26:25

兼松が韓国Rawga社と植物性コラーゲンの独占販売契約を締結

植物性コラーゲン市場への新風



2025年9月8日、兼松株式会社は韓国のバイオテック企業RAWGA, Inc.(ロウガ)と、持続可能な食料供給と健康支援をテーマに、画期的な独占販売契約を締結しました。この提携では、ハイビスカス由来の植物性コラーゲンペプチド「VC-H1 ®」が日本国内で独占的に販売されることになります。

VC-H1とは?



VC-H1はハイビスカスと水だけを原料とし、化学薬品を使用せずにRAWGAの特許技術で製造される粉末状の成分です。ラオスにある同社の自社農園で栽培されたハイビスカスから抽出された原料であり、製造過程では有害物質が一切含まれないことが特徴です。
この製品は死体細胞を用いて行うin vitro試験でのコラーゲン生成能力が非常に高く、動物性コラーゲンに比べてもはるかに優れた結果を示しています。

VC-H1の特長



1. 高いコラーゲン生成能力:試験結果によれば、VC-H1は0.1gあたり16.87%という優れたコラーゲン生成能力を持ち、動物性コラーゲンの約4倍の能力を示しました。

2. 優れた吸収性:VC-H1の平均分子量は300Da台と低く、小分子設計により吸収効率が非常に高いことで知られています。

3. 抗酸化作用:健康維持に役立つとされる抗酸化特性を持っており、体内でのフリーラジカルの抑制にも寄与します。

4. 無臭の風味:動物由来のコラーゲン特有の臭いがなく、飲料やサプリメントにも適しています。

臨床試験の結果



VC-H1を用いた臨床試験が行われ、結果は国際的な学術雑誌に掲載されました。試験は乾燥肌と目尻のしわを持つ35歳から60歳の成人100人を対象に、VC-H1を1.5g/日のグループとプラセボグループに分けて行われました。12週間の試験の結果、肌の水分補給や弾力性、質感、目の周りのしわにおいて、VC-H1群が有意に改善が見られることが確認されました。このことは、VC-H1が単なる食品成分ではなく、高い効果がある生理活性物質であることを証明しています。

今後の展望



兼松ケミカル株式会社は、長年の経験と顧客基盤を活かして、VC-H1の国内供給を開始する計画です。様々な食品領域での応用が期待され、このプロダクトは錠剤やカプセル、飲料、ゼリーなど、多面的な利用が可能です。最近では東京ビッグサイトで開催される「食品開発展2025」に出品予定で、業界の注目を集めています。

企業の思い



契約締結の際、兼松の食品第一部長齋藤雅剛は「この成果を通じて、さらなる市場拡大を目指していく」と述べています。またRAWGAのCEOヒョンミン・キムは、「持続可能な食料供給を通じて、人々の健康を支えたい」と抱負を語りました。この提携により、植物性コラーゲン市場に革新がもたらされることを期待しています。

RAWGAおよび兼松ケミカルの企業情報


  • - RAWGA, Inc.: 2020年設立、植物性プロテインの製造と販売。
  • - 兼松ケミカル株式会社: 1974年設立、化学品や機能性食品素材の国内販売を行う。

双方が結びつくことで、持続可能で健康的な未来へ向けた新たな一歩が踏み出されたのです。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
兼松株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 東京都 中央区 兼松 Rawga VC-H1

Wiki3: 東京都 中央区 兼松 Rawga VC-H1

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。