エラビバTOPの基準
2019-08-01 10:03:01

障害者雇用の新たな基準を作る「エラビバTOP of 50」認定企業とは

障害者雇用を後押しする「エラビバTOP of 50」とは



「エラビバTOP of 50」は、日本における障害者の雇用を促進するための革新的な取り組みです。このアワードは、障害者の法定雇用率を確実に達成し、さらに採用している障害者従業員に対して先進的な人事制度や働きやすい環境を提供している企業に贈られます。バリアフリーな職場環境の実現を目指すこの取り組みは、障害者の就業機会を増やし、社会全体の意識を向上させる要素として注目されています。

審査基準について



「エラビバTOP of 50」の受賞企業は、以下の基準を元に審査されます。まず、法定雇用率の遵守が求められます。これは、雇用率が2.3%を満たすだけではなく、障害者従業員の増加を図る施策が必要ということです。

次に、企業独自の人事制度が評価されます。例えば、障害者従業員に対する具体的な福利厚生、評価基準、労務管理などが問われます。そして、企業が持つ独自の配慮についても、相談窓口の設置や、一般従業員への理解促進施策が重要です。

そうした審査は、国初の障害者労働組合「ソーシャルハートフルユニオン」の書記長である久保修一氏らによって行われ、書類や面談を通じて詳細に評価されます。

目指すもの



この取り組みの狙いは、障害者雇用に新たな基準を打ち立て、バリアフリーな職場を社会全体に浸透させることです。政府のデータによると、何かしらの障害を抱える人は約900万人とされており、その中で労働可能な350万人の中から実際に就職しているのはわずか49万人。つまり、就職率は約5%という状況です。さらに、就職後1年以内に離職する割合も高く、障害者雇用の質や実効性を見直す必要があります。

特に、情報過多の現代において、働きたい意志を持つ障害者が自分の希望に即した情報を得ることは容易ではありません。したがって、正確な情報の流通と、世間の意識改革が急務となっています。「エラビバTOP of 50」を通じて、具体的な成功事例を広め、その結果、より多くの企業がバリアフリースタンダードを導入していくことを期待します。

認定企業のメリット



「エラビバTOP of 50」に認定されることによる企業の利点は多岐にわたります。まず、職場で働く障害者へのインタビュー記事を作成したり、企業のウェブサイトに認定ロゴを掲載したりすることが可能です。また、障害者採用イベントへの優先参加やPR活動も支援されます。さらに、障害者向けのメディアに自社の取り組みを紹介する機会も得られるため、社会的な信頼性やブランド価値の向上にも寄与します。

まとめ



「エラビバTOP of 50」という取り組みは、障害者雇用における新たな道を切り開いています。認定企業は、障害者の働く環境を改善するためにさまざまな取り組みを行っており、その姿勢は他の企業への良い手本となるでしょう。今後のエラビバの活動に注目です。

申込方法や詳細情報は、こちらをご覧ください。

会社情報

会社名
株式会社HANDICAP CLOUD
住所
東京都新宿区西新宿8丁目14−24 西新宿KFビル4階
電話番号
03-6803-8992

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