熊本トマトプロジェクト
2025-10-10 17:18:26

フードロスを減らし、農家を支援する熊本のトマトプロジェクト

熊本のトマトロジープロジェクトが6周年を迎える



令和5年、九州熊本に拠点を置く株式会社HOSHIKO Linksが展開する「くまもとトマトロジープロジェクト」が今年6周年を迎えました。このプロジェクトは、規格外のトマトを活用することでフードロス削減を目指し、農家の支援にも寄与することを目的にしています。プロジェクト開始からの累計処理量は驚異の300トン、約150万個のトマトに上ります。

この活動の背景には、トマトの生産者との強いつながりがあります。特に熊本県八代市のJAやつしろと連携し、農家が丹精込めて育てたトマトをできる限り無駄にしないよう努めています。今年の8月には豪雨の影響を受け、多くの生産者が被害に遭い、出荷量は通常の10分の1にまで減少しました。しかし、HOSHIKOは生産者とともに乗り越え、出荷が再開される時期を待ち続けました。

規格外とされるトマトの中には、農家の手間と愛情が詰まっています。「収穫まで同じ手間をかけているから、少しでも恩恵があれば嬉しい」と話す生産者も多く、その思いも込めてHOSHIKOはトマトを乾燥させ、製品として新たな命を吹き込む取り組みを進めています。

食品安全を最優先にした製造プロセス



HOSHIKOの自社工場では、国際規格FSSC22000を取得し、厳格な品質管理が行われています。規格外トマトをドライトマトに加工し、さまざまな商品へと生まれ変わらせています。今年末には、新たにセミドライトマトやペットフードの展開も予定されており、特にセミドライトマトは「進化版」として今までにない食感と風味を楽しむことができそうです。

乾燥野菜の多様な使い方



乾燥トマトをはじめとする乾燥野菜は、災害時の備蓄や日常の料理においても非常に便利です。重量が5〜20%に減少することで、輸送や保管コストを軽減する効果があります。栄養素も凝縮されており、少量でも豊富な栄養が摂取できるのは大きな利点です。

例えば、ドライトマトを使った炊き込みご飯は、いつもの味に一味加えることができ、グラッセやスープにしても絶品。セミドライトマトを利用したリーフサラダやパスタは、彩り豊かさと味わい深さをプラスしてくれるでしょう。

持続可能な未来に向けて



HOSHIKOは、規格外トマトを活用することで、農家との連携を強化し、持続可能な事業モデルを構築しています。生産者・生活者・社会にとって有益な価値を提供し、その理念をフィードバックしながら進化を続けています。

このプロジェクトは、フードロスを減少させるだけでなく、地域の農家を支援し、その存在を広く知ってもらうきっかけともなるのです。HOSHIKOは、今後もさらなる商品ラインアップの拡充を図り、皆さんの食卓に新しい野菜体験を届けていくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社HOSHIKO Links
住所
熊本県熊本市西区春日7-38-1
電話番号
096-288-0992

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