Photoroomの画像編集技術が「メルカリ」に登場
フランス・パリに本社を構えるAI画像編集アプリ「Photoroom」が、日本の大手フリマアプリ「メルカリ」に、その先進的な画像編集技術を導入したことが分かりました。これにより、ユーザーは背景を気にせず気軽に商品を撮影・出品できるようになります。
導入の背景
メルカリを利用する多くのユーザーは、出品時に部屋の狭さや背景の乱雑さをストレスに感じていることが多く、自分の撮影環境が完璧でない限り出品に二の足を踏む傾向があります。特に日本では、「きれいな場所で撮影しなければならない」という強い意識が根付いています。こうした心理的ハードルを軽くするため、メルカリはPhotoroomの技術を導入し、より多くのユーザーが出品を楽しめる環境を整えました。
この提携により、Photoroomは出品者が自信を持って写真を撮れるようサポートすることが期待されています。メルカリ側では、この機能の利用率を約10%と見込み、出品数は約1%の増加を目指しています。
Photoroomの機能について
メルカリで採用されたPhotoroomの機能には、撮影時に背景を自動的にぼかす「ぼかし機能」が含まれています。この機能によって、アプリ内の出品ページでカメラを起動し、「黒丸マーク」をタッチするだけで、AIが瞬時に背景を処理。結果として商品が引き立つ自然なぼかし効果が施されます。この操作は非常にシンプルで、特別なスキルが無くても手軽に使用できます。
操作方法
Photoroomのぼかし機能は、以下の手順で利用できます:
1. アプリを開き、「出品する」をクリックします。
2. カメラ機能画面に切り替わったら、カメラマーク横の「黒丸マーク」を有効にして商品を撮影。
3. 撮影した画像に自動でぼかし加工が施され、写真欄に保存されます。
4. 撮影した画像をクリックすれば、編集画面で確認も可能です。
このシンプルさが、ユーザーにとって大きな利点となります。これにより、より多くの方がストレスなく出品を楽しむことができるでしょう。
Photoroomについて
Photoroomは、高精度な背景除去機能を持ち、画像をわずか数秒で編集可能にするAI画像編集サービスです。元々は背景除去ツールとして認識され、現在では一括編集、消しゴムツール、AIによる背景生成などの機能も提供。国内では200万回以上ダウンロードされるなど急成長を遂げています。
2019年から展開して以来、全世界で3億件以上のダウンロードを記録し、毎年70億枚以上の画像を加工しています。現在では180カ国以上で利用される、世界的に人気のあるAI画像編集アプリとして知られています。
このPhotoroomの機能が「メルカリ」に導入されたことは、出品環境を向上させる大きな一歩です。特に、これから出品を考えている方にとって、心理的ハードルが下がることで、より多くの方がフリマアプリの魅力を享受できるでしょう。
公式リンク: