株式会社オープンハウスグループは、米国カンザス州オレイサ市に新たな賃貸用住宅(Build to Rent: BTR)コミュニティの開発に着手しました。本プロジェクトは、オープンハウスの米国グループ会社であるOpen House Realty & Investments, Inc.を通じて進行し、デベロッパーのPeakMade Real EstateやBlue Vista Capital Managementとの共同開発となります。
本物件は、木造枠組壁工法による1階または2階建て住宅および2階建てタウンハウスから成り、合計で214戸の居住空間を提供します。居住者が快適に過ごせるよう、フィットネスセンターやコワーキングスペースを完備したクラブハウス、プール、ドッグランといった共用施設も整備する予定です。このプロジェクトは、2025年7月に着工し、2028年に竣工する計画です。
開発エリアの魅力
オレイサ市はカンザス市の中心から車で20分ほどの距離にあり、生活の利便性が高い地域です。周辺には大型ショッピングモールがあり、スーパーマーケットやコーヒーチェーン店が多く集まっています。
カンザスシティは、その地理的な特性から、交通の要所として発展しており、鉄道や高速道路、空路など多様な交通手段が利用できます。19世紀から20世紀にかけては、商工業の中心地として栄えており、現在でも多くの企業が拠点を置き、雇用も生まれています。オレイサ市における世帯年収中央値は$', 105,915'と、全米の平均以上であり、このエリアの住宅需要は非常に高まっています。
この地域では、人口が着実に増加しており、今後もさらなる住宅需要が見込まれます。賃料上昇率は全米第2位というデータもあり、エリアとして注目されています。
物件の詳細
今回の開発は、29.1エーカー(約117,763㎡)の敷地に214戸が計画されており、2ベッドまたは3ベッドの一戸建て60戸と、2ベッドから4ベッドのタウンハウス154戸で構成されます。
また、周辺には多数の飲食店やスーパーマーケット、映画館が立ち並ぶショッピングモールがあり、この物件から直結する通路も設けられる予定です。
アメリカでは、高金利の住宅ローンが続いているため、賃貸用の戸建てやタウンハウスといったBTR物件の需要は今後も伸びることが予想されています。このプロジェクトはカンザスシティの住宅不足解消に寄与することが期待されています。
オープンハウスグループの展望
オープンハウスグループは、これまでもカリフォルニア州、テキサス州などで開発プロジェクトに取り組んできました。今回のプロジェクトを含む9件の進行中のプロジェクトがあり、さらなる拡大を目指しています。
持続可能な住宅需要の中、米国での不動産開発を進めており、地域に特化したサービスを展開しています。今後も市場のニーズに応え、多様な住まいを提供していく方針を示しています。
ぜひこの新たな住宅コミュニティにご期待ください。