フー・ファイターズ、30周年記念の大熱狂ライブレポート！新ドラマー加入で日本公演に期待高まる

フー・ファイターズ、サプライズライブで新体制を発表

結成30周年を迎えたフー・ファイターズが、米カリフォルニアにて2つのシークレットライブを行い、熱狂的なファンを魅了しました。新しいドラマー、イラン・ルービンが正式にデビューしたこの瞬間は、ファンにとって忘れられない出来事となりました。

シークレットライブの詳細

ライブは9月13日のサン・ルイス・オビスポでの公演を皮切りに、15日のサンタアナでの公演へと続きました。この2つのライブは事前に告知されず、多くのファンたちが急遽動員されました。サン・ルイスでの初公演では、フー・ファイターズのメンバーが新ドラマーを紹介し、観客のテンションは最高潮に達しました。

サンタアナでの「ジ・オブザーバトリー」は、あっと驚くような小規模な会場でのパフォーマンスでした。チケットは当日販売のみで、早朝からファンたちが行列を作り、観客席は地元のファンや遠方から訪れた人々で埋まる様子が印象的でした。観客の中には、親の影響でフー・ファイターズの音楽を聴いて育ったというティーンエイジャーの姿も多く見られ、世代を超えたバンドの人気を物語っていました。

熱狂のパフォーマンス

午後9時、遂にデイヴ・グロールを中心とするバンドのメンバーがステージに登場しました。「All My Life」から始まり、「Rope」「Times Like These」と続く曲に観客は大合唱。小規模な会場ならではの迫力あるステージを楽しみながら、観客は一体感に包まれました。特に新ドラマー、イラン・ルービンのパフォーマンスは圧巻で、重厚感あるドラミングで観客を魅了しました。

中盤には2011年のヒット曲「Walk」が演奏され、改めてルービンの存在感に大きな拍手が送られました。後半では定番の「My Hero」や「Learn to Fly」に加え、ファンにとって貴重な「Alone + Easy Target」といったレア曲も披露され、観客の熱気は最高潮に達しました。最後はアンセムともいえる「Everlong」が演奏され、メンバー全員が感謝の気持ちを伝える場面では、温かい雰囲気が会場を包み込みました。これで約3時間にわたる極上の公演は幕を閉じました。

日本公演への期待

この2つの公演は、フー・ファイターズとファンとの絆を再確認する重要なステージとなり、SNSには「こんな小さな会場で観られたのは奇跡」などの声が多く寄せられました。これに続く日本公演は、10月7日からの予定で、17年ぶりの単独公演として期待が高まっています。すでに完売した公演も多く、追加公演も開始されました。

日本公演にはマキシマムザホルモンがサポートアクトとして出演する予定で、まさに熱狂の一夜が期待されます。30周年を祝うこの特別な公演は、一瞬の奇跡的な体験として、音楽ファンにとって忘れられないものになることでしょう。