日本の写真文化を盛り上げる新しい試み、アパレル販売プラットフォーム「KeepPhotographing.jp」が2025年7月1日にスタートします。このプロジェクトは、写真家たちが自らの作品をTシャツなどのアイテムに展開し、無在庫で販売することを可能にします。その背景には、カメラ文化の変化や小規模事業者が直面する在庫管理の課題があります。
「KeepPhotographing.jp」は、株式会社Sakura Sling projectが手掛けるもので、写真愛好家からプロの写真家まで、広く作品をアパレルとして提供することを目指しています。このプラットフォームでは、作品は「着るキャンバス」として表現され、データとして終わらず、実際のアイテムとして多くの人々の手に届きます。
プロジェクトを支えるのは、オンデマンド製造プラットフォーム「Printio」とECサイト構築サービス「makeshop byGMO」です。これにより、写真家は在庫を持たず、必要に応じてオーダーに基づいて製品を製造することができます。進め方としては、アプリを通じて発注し、自動的に商品登録や製造指示、出荷を行う仕組みが整えられています。
特に、本プロジェクトはこれまでグッズ販売におけるハードルを大きく下げています。通常、個人や小規模事業者がグッズを販売する際には在庫管理や発送の手間が伴い、多くの人が困難を感じていました。しかし、「KeepPhotographing.jp」は、費用や運用の負担を軽減し、写真家たちが作品作りやSNSでの発信に専念できるような仕組みを構築しています。
参加する写真家は、自身の作品を簡単にアパレルとして商品化でき、売上に応じてロイヤリティを得ることができます。そのため、少人数のチームでも質の高い商品を提供することが可能となり、また、さまざまな写真表現を新たな形で広める機会を提供しています。
初回には、ウルトラセブンの撮影を行った中西学氏や人気YouTuberのゆ〜とび氏など、11名以上の写真家がラインナップに名を連ねています。今後も多くの作家の参加が期待され、独自の視点で撮影されたアパレル作品が展開されることでしょう。
さらに、プロジェクトの開催にあたって、記念ライブ配信も計画されています。このイベントでは、参加作家たちが自身の作品を紹介し、具体的な製品への想いや側面を語る機会も設けられています。アートとファッションを融合させ、新たな文化を生み出すこのプロジェクトに、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。これからも“着る写真作品”が、身近なものとして一般の人々の生活に溶け込んでいくことを期待してやみません。
今後、写真表現の可能性を広げていく「KeepPhotographing.jp」に、ぜひあなたも参加してみてください。興味のある方は、株式会社Sakura Sling projectへ連絡をしてみませんか?彼らは、新たな文化を共に作り上げる仲間を探しています。