再エネ提携の発表
2025-11-18 12:35:57

グリーングロースと九州機電が再エネ分野での提携を発表

グリーングロースと九州機電の協業で進化する再エネ事業



株式会社グリーングロースが、九州機電株式会社を中心にしたK2ホールディングスグループと新たな事業提携を結びました。この提携は再生可能エネルギーや蓄電池の分野で行われ、地域の経済活性化とエネルギーの地産地消を目的としています。.

事業提携の背景



再生可能エネルギー業界は、FIT(固定価格買取制度)からFIP(フィードインプレミアム制度)への移行が進む中、さまざまな課題に直面しています。出力制御の増加、老朽化した設備、需給調整力の不足、収益の変動性などがその一例です。こうした状況において、データ分析やアグリゲーションを強みに持つグリーングロースと、90年以上の実績を誇る九州機電グループが手を組むことで、地域インフラの強化を図ります。.

グリーングロースはスタートアップとして敏捷性を生かしており、再生可能エネルギーの開発や運用において、迅速な対応を可能にしています。一方、九州機電は長年の経験を元に、電力業界で設計から施工、メンテナンスまでの全プロセスをサポートしてきました。両社の力を合わせることで、地域の再エネインフラが次世代型に進化すると期待されています。.

提携内容の詳細



提携は以下の三つの領域で展開される予定です。

1. 既設発電所のFIP転換と蓄電池の併設



K2エナジーが管理する三好食品工業の太陽光発電所(福岡県田川市)で、FIP転換と蓄電池の併設が開始されます。これにより、発電所の収益性と効率が向上することが見込まれています。グリーングロースは事業開発を担い、九州機電が設計と施工を手がける役割分担で進めていきます。.

2. 他社の太陽光発電所のバリューアップ支援



九州機電の持つ技術を駆使して、他社が所有する太陽光発電所のバリューアップ支援も行います。グリーングロースの事業開発のノウハウを併せて、FIP転換と蓄電池併設を通じて、発電所の価値を向上させる企画が考案されています。.

3. 屋根上の資源を活用した新たな発電モデル開発



K2エナジーと九州機電の連携を通じて、屋根の上におけるFIP太陽光発電モデルの開発も進められます。商業施設や工場の屋根を利用することで、地域の遊休資産を再エネ電源として活用する新しいインフラの供給を目指します。.

コメントと今後の展望



K2ホールディングスの西賀社長は、地域に根差した電源設備を安定的に運用することの重要性を強調し、グリーングロースとの協業がその実現に寄与すると述べました。「グリーングロースの提案に共感し、協業を進めることで地域経済と発電所の価値向上を実現したい」と期待を寄せています。

今後、グリーングロースは九州電力管内での蓄電池併設やFIP転換の拡大に努め、電力市場の需給調整や再エネの付加価値向上を図る予定です。地域の再エネ・バリューチェーンの最大化を目指し、「つくる」「いかす」「つかう」の三つのプロセスを一貫して手がけるトータルプランナーとしての役割を果たしていきます。.

このように、グリーングロースと九州機電の提携により、地域の再生可能エネルギーへの取り組みは一回り進化し、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社グリーングロース
住所
東京都千代田区神田三崎町3丁目5−9天翔オフィス水道橋 701号室
電話番号
03-6824-4266

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