まん福ホールディングス、ニューヨークでの新たな挑戦
まん福ホールディングス株式会社(まん福HD)は、2024年11月に新たに設立された「Manpuku USA, Inc.」を通じて、アメリカ・ニューヨークのテイクアウト寿司店「OSAKANA」を事業承継しました。この取り組みは、日本の食文化をアメリカの市場へ広めるための新しい一歩と言えるでしょう。まん福HDは、「『うまい』でこの星をしあわせ一杯に」という理念のもと、国内外での展開をさらに加速させていく所存です。
アメリカ市場への進出背景
なぜアメリカでの挑戦なのか?
アメリカは世界最大の外食市場であり、特にニューヨークやロサンゼルスといった都市においては、寿司が急成長しています。和食の中でも寿司は人気が高く、その市場規模は日本の約3倍と言われています。まん福HDはこのチャンスを活かし、アメリカ市場でのプレゼンスを高めようとしています。
寿司市場の魅力
2023年時点で、寿司の市場はアメリカで特に注目されており、地域の消費者から非常に広く支持を得ています。OSAKANAは、この高まる寿司市場にあわせた新しいビジネスモデルを構築し、必要なニーズを満たすことを目指しています。
OSAKANAの革新性
OSAKANAは、日本人オーナー原口氏の指導の下、他と差別化されたサービスを展開しています。特に、デジタルトランスフォーメーション(DX)を取り入れ、高品質な商品を提供することで競争力を高めています。また、寿司教室やケータリング事業を通じて、多様な収益モデルを確立し成功を収めています。
OSAKANAの事業概要
OSAKANAは、ニューヨーク市マンハッタンを拠点にするテイクアウト寿司店です。イーストビレッジとミッドタウンの高級日系スーパーマーケット内に店舗を構え、新鮮な魚の切り身やお寿司のパッケージを販売しています。
一方で、出張型の寿司握りサービスやイベント向けのケータリングにも力を入れ、お客様から高評価を得ているのが特徴です。また、日本文化の継承を目的とした寿司教室も開催され、地元の食材を使用した学びの場は好評を博しています。
原口氏のビジョン
原口雄次氏は、OSAKANAの成功に尽力しているだけでなく、ニューヨーカーの間で広く知られる存在です。日本の食文化を広めるため、彼は自身のブランドを通じて大きな影響を与えてきました。原口氏は「もったいない」の考えに基づき、資源を無駄なく活用する持続可能な経営を実践しています。彼の考え方は、食品廃棄物を減らすことや良い物を無駄にしない姿勢に繋がっています。
今後の展望
OSAKANAは、今後5年間で全米の主要都市に12店舗以上のオープンを目指し、売上と利益の両方で大幅な成長を図る計画です。まん福HDの経営ノウハウを活かし、新しい食材の調達やメニューの導入に取り組むことで、さらなる成長を遂げていく予定です。
まん福HDの代表取締役社長、加藤智治氏は「今回の事業承継を通じて、日本の食文化をアメリカに広めることができるのは大変光栄です」とコメントし、原口氏への感謝の意を表明しています。彼のビジョンが合致したと感じる中、共にファウンダーとしての役割を果たし、より大きな成功を目指していくことでしょう。
【OSAKANAの概要】
- - 会社名:OSAKANA LLC
- - 住所:290 GRAHAM AVE, BROOKLYN, NY, UNITED STATES, 11211
- - イーストビレッジ店舗:42 1/2 St. Marks Pl., New York 10003 NY
- - ミッドタウン店舗:370 Lexington Ave, New York 10017 NY
- - 代表取締役社長:小山雄
- - 事業内容:鮮魚販売
【まん福HDの概要】
- - 会社名:まん福ホールディングス株式会社
- - 住所:東京都渋谷区恵比寿西1-15-10 第6横芝ビル7階
- - 代表取締役社長:加藤智治
- - 事業内容:食に特化した事業承継プラットフォーム