乾燥肌とセラミド
2025-02-13 18:48:36
新たに明らかになった乾燥肌と結合型セラミドの関係性
新たに明らかになった乾燥肌と結合型セラミドの関係性
大正製薬株式会社は、北海道大学と連携し、乾燥肌における結合型セラミドの重要性を明らかにしました。肌の見た目や状態に大きな影響を与える結合型セラミドが、乾燥肌では特に不足していることが確認され、これが結果として肌の美しさや若々しさに直結することが判明しました。
研究の背景
肌の最外層である角層は、その構造が肌の美しさに深く関わっています。この角層は、角層細胞と、その間を埋める脂質から成り立っており、特に結合型セラミドはこれらを結びつける役割を持っています。これまでの研究により、外的刺激や肌の老化がこの結合型セラミドを減少させ、結果的に肌のバリア機能が低下することがわかっていました。
研究成果
本研究では、乾燥肌と特定の結合型セラミドの量の関連性を調査しました。
1. 角層水分量と結合型セラミドの関係性
健康な被験者を対象に、角層水分量に基づいて群分けを行い、その中で結合型セラミドの量を調べました。水分量が少ない群では、結合型セラミドが著しく不足しており、肌表面の質感も粗く、角層が適切に重なることができず、剥がれやすい傾向にありました。
2. 結合型セラミドの量と見た目の相関
さらに、特定の結合型セラミドが少ないほど、肌の見た目や質感が悪化することも確認されました。特に、皮むけや赤みが強い傾向にあることが分かり、良好な肌状態に必要な成分の一つとしてこの結合型セラミドの重要性が浮き彫りになりました。
まとめ
この研究成果により、乾燥肌が結合型セラミド不足に起因することが明確となり、美しい肌を維持するためには、このセラミドの量を維持することが不可欠であるといえます。今後も、大正製薬は健康で美しい肌に繋がる研究を進め、結果を世に提供していく方針です。
用語解説
PB-Hタイプ結合型セラミド
結合型セラミドの中で、特に6-Hydroxysphingosine構造を含むものを指します。この成分が肌に良好な効果をもたらすことが期待されています。
会社情報
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大正製薬
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