Pwn2Own Automotive 2026
2025-12-04 12:09:50

自動車業界のセキュリティを震撼させる競技会「Pwn2Own Automotive 2026」の開催決定

自動車業界の未来に影響を与える「Pwn2Own Automotive 2026」



トレンドマイクロ株式会社の子会社で、自動車向けのサイバーセキュリティを手がけるVicOne株式会社は、2026年1月21日から23日まで、東京ビッグサイトにて「Pwn2Own Automotive 2026」を開催することを発表しました。このイベントは、昨年に引き続き、そして3回目となる非常に重要なコンテストです。注目すべきは、今年はテスラ社やヨーロッパからのEV充電器メーカーAlpitronic社がタイトルスポンサーとして協力することです。

ゼロデイ脆弱性発見への挑戦


「Pwn2Own Automotive」では、世界各国から集まったトップレベルのセキュリティリサーチャーたちが集まり、実際の車載OSや充電インフラに対して未発見のゼロデイ脆弱性を探し出すことに挑戦します。成功を収めた参加者にはポイントと賞金が与えられ、最も多くのポイントを獲得したチームには「Master of Pwn」の称号が授与される仕組みです。これは、自動車業界におけるセキュリティレベルを高めるために非常に重要な役割を果たすことが期待されています。

EV充電セキュリティの重要性


今回のコンテストでは、特にEV充電インフラのセキュリティが重要視されています。高出力のEV充電器に特化した「レベル3 EV充電器」というカテゴリーが新たに設けられ、Alpitronic社がその公式ターゲットとして参加することになっています。これにより、充電インフラが自動車の安全性や事業継続性にとって不可欠な要素であると位置づけられ、更なる検証が進むでしょう。

また、充電インフラのオープン標準化を推進するOpen Charge Allianceもパートナーとして参入し、彼らのテストツールであるOCTTもターゲット仕様です。

各界の反響


Alpitronic社の情報セキュリティ最高責任者であるアダム・ローリー氏は、「Pwn2Own Automotive」は毎年特に注目している脆弱性発見コンテストであり、急速充電インフラでのゼロデイ脆弱性が発見される様子に驚きを感じていると述べています。さらに、「この取り組みを支援できることは栄光であり、コネクテッドカーのエコシステムをより安全にするためにVicOneやZDIと共に努力したい」と続けました。

トレンドマイクロの脅威研究部門バイスプレジデント、ブライアン・ゴレンク氏もまた、このコンテストが自動車メーカーや充電インフラ事業者にリコールやダウンタイム、ブランドイメージの毀損を未然に防ぐ重要な一歩になると考えており、その意義は計り知れません。

まとめ


自動車業界におけるサイバーセキュリティの重要性が増す中、VicOneとトレンドマイクロが共同で掲げる「Pwn2Own Automotive」は、充電インフラと車両の安全性を守るための重要な取り組みとして注目されています。2026年1月のイベントがどのような成果をもたらすか、業界関係者だけでなく一般の人々もその動向に注目しています。安全で信頼性のあるモビリティの未来を築くためには、今回のイベントが欠かせません。

詳細情報は公式サイトや特設ページを参照してください。


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会社情報

会社名
VicOne株式会社
住所
東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー
電話番号
03-4400-2265

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