竹から生まれる美の物語 - 西村大喜の世界
2025年8月30日から9月28日まで、長野県飯綱町の「いいづなアップルミュージアム」において、特別展「竹から物語西村大喜の世界」が開催されます。この展覧会では、格式ある国画会の会員である西村大喜氏が手掛けた竹を素材とした彫刻作品が展示され、皆さまを圧倒する美の世界を体感させてくれます。
西村氏は、竹を用いたアートを通じて放置竹林や放置山林の現状を白日の下にさらし、その危機的な状況に対する関心と理解を促すことを目的としています。作品は、竹を切り出してからそれを組み合わせ、削る作業を繰り返しながら形を整えていくという独自のプロセスを経て創造されます。このように丁寧に作り込まれた作品は、竹の特性を反映した滑らかな曲線と特有の質感を持ち、観る者に強い印象を与えます。
西村大喜の経歴
西村大喜氏は、1986年に兵庫県宝塚市で生まれ、宝塚造形芸術大学及び国立鳴門教育大学大学院で石彫を学びました。アートの世界でキャリアを積む中、2011年から2016年にかけて彫刻家大成浩氏のアトリエでアシスタントを務め、その後、2018年頃より竹を使った彫刻へと関心を広げ、様々な作品を制作しています。彼の作品は、視覚に訴えるだけでなく、竹に対する新しい見方を提供するものとなるでしょう。
展示会の詳細
展覧会は、毎日9時から16時30分まで行われ、月曜日は休館(祝日の場合は翌日)です。入場料は300円で、障がい者は200円、未就学児は無料で入館できます。いいづなアップルミュージアムは、自然に囲まれた静かなロケーションに位置し、アートを楽しみながら心身共にリフレッシュできる場となっています。
竹の美しさを探求するこの展示会は、ただのアート展示ではありません。西村氏の作品を通じて、竹が持つ潜在的な美しさや、環境問題についても深く考えるきっかけを提供します。ぜひ、皆様もこの機会に足を運び、竹が織りなす想像を超えた美の旅を体験してください。素晴らしいアートと共に、心の豊かさを再確認することができるでしょう。
問い合わせ先
興味を持たれた方は、いいづなアップルミュージアムまでお問い合わせください。詳細情報は、以下の番号にてご確認いただけます。