ヤンマーが提案する持続可能な未来
2025年7月29日から8月1日まで、大阪のインテックスで開催される「下水道展’25大阪」に、ヤンマーエネルギーシステム株式会社が出展します。ここでは、企業としての取り組みや技術を通じて、持続可能な社会の実現に寄与する様々なエネルギーソリューション紹介が行われます。
ヤンマーの使命
ヤンマーグループは「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」というプロジェクトを推進しており、グリーンハウスガス(GHG)の排出をゼロにする企業活動を目指しています。この取り組みでは、環境負荷を最小限に抑え、持続可能な社会を実現するため、3つの主要な課題に挑戦しています。具体的には、企業活動のGHG排出量ゼロを追求し、循環型社会を実現するための資源の循環を図ること、お客様のGHG排出をさらに減少させる取り組みなどです。「A SUSTAINABLE FUTURE」というブランドステートメントのもと、顧客に価値あるソリューションを提供します。
展示内容の紹介
展覧会では、特に注目すべきアイテムとして、水素燃料電池発電システム「HP35FA1Z」を実機展示します。このシステムは、運転に必要な機器が内蔵されており、導入時の工事が簡素化される設計となっています。また、コンパクトな設計により、同出力帯では最小クラスの設置面積を実現し、電力需要や水素の利用可能量に応じた柔軟な出力制御を行えるのが特徴です。
さらに、最大16台の連携運用が可能であり、脱炭素化の目標に合わせた増設も行えます。このような柔軟な発展性が、今後のエネルギー産業において非常に重要な要素となります。
BCP対策と非常用発電機の提案
また、ヤンマーは企業や自治体におけるBCP(事業継続計画)対策として、非常用発電機の展開にも力を入れています。特に、持続可能な常用デュアルフューエルエンジン発電機や、廃棄物をエネルギーに変えるバイオガスコージェネレーションシステムも紹介予定です。これにより、常に安定した電力供給を可能にし、予測できない事態への備えを強化します。
受賞歴と信頼性
さらに、7月29日には「第50回優秀環境装置表彰」の受賞発表会があり、ここではヤンマーのデュアルフューエルバイオガス発電システムが日本産業機械工業会会長賞を受賞したことが紹介されます。このシステムは福岡県の御笠川浄化センターに導入され、民設民営の消化ガス発電事業で役立てられております。
まとめ
ヤンマーの取り組みは、脱炭素社会の実現に向けた重要な一歩です。「下水道展’25大阪」では、具体的な技術や実績を通じてその一端を紹介します。今後の持続可能な未来に向けたヤンマーの動きにぜひ注目してみてください。また、最新の情報や具体的な取り組みの詳細については、ヤンマーの公式ウェブサイトを訪れることをお勧めします。
以上、ヤンマーエネルギーシステムの展示内容をご紹介しました。