メットガラ2026にペイジ・ベッカーズが登場
2026年5月4日、ニューヨークで開催されたメットガラにて、WNBAのスターでコーチのアンバサダーであるペイジ・ベッカーズが独自のスタイルで登場しました。この特別なイベントは、メトロポリタン美術館のコスチューム・インスティテュートが主催する「Costume Art」展を祝う目的で行われました。
ペイジが着用したルックは、コーチのクリエイティブ・ディレクター、スチュアート・ヴィヴァースのデザインによるカスタムメイドのもので、1940年代のテーラリングを1970年代の視点で再解釈したものです。彼女の着こなしたブラックのウールとサテンを使用したスリーピースのタキシードは、幅広のピークドラペルに深く開いたベスト、フレアシルエットのトラウザーが特徴です。流れるような軽やかなドレープとともに、ゆったりとしたカッティングが印象的です。
さらに、このタキシードにはハンドペイントによる表現が施されており、アーティストが作業中に使うブラシのタッチやにじみが見られます。特に、カラーが置かれる位置には細やかな配慮がなされており、創作の過程を感じさせるデザイナーの思考が伺えます。また、刺繍ビーズやスパンコール、スワロフスキー・クリスタルが用いられ、作品に一層の華やかさを加えています。
さらに、ベッカーズの右袖には パープルの糸で「5」の数字が刺繍されており、彼女のジャージーナンバーへのオマージュが込められています。ダラス・ウィングスでの背番号を象徴するこのディテールも、彼女の個性を強調する要素となっています。
フットウェアには、1970年代からインスパイアを受けたイタリア製のローファーを選び、ブラックサテンの「Tabby 20」との組み合わせがタキシードに見事にマッチしています。どちらもペイントと刺繍が施されており、全体のコーディネートに統一感を与えています。
メットガラのテーマを反映したこのルックは、アートを生み出す過程を称賛するものであり、表現力豊かである一方、混沌とした美しさをも感じさせます。ヴィヴァースとベッカーズはこのプロジェクトを通じて綿密に協力し、彼女のテーラリングへの愛情とメットガラのテーマを融合させた結果、圧倒的な完成度を誇る作品に仕上がりました。
「今年のテーマを『つくること』という観点から捉えました。特にニューヨークでのモノづくりの感覚は、コーチにとって非常に本質的なものです。ファッションとアートは同じ本能を共有しており、それは作品作りに関わるすべての人々が担う役割です。今回のコラボレーションにおいては、ペイジとの直感的なつながりが、彼女の素直な表現を形にする自信につながりました」とヴィヴァースは語ります。
ペイジ・ベッカーズも初のメットガラ参加を光栄に思い、「スチュアートとコーチの素晴らしいチームのおかげで、自分をドレスアップしてもらい、この場にいることができた」と述べました。彼女にとって、アーティストやチーム、ビジョンを形にする勇気を祝う機会を得たことは、特別な意味を持つようです。
コーチは、1941年にニューヨークで誕生したグローバルファッションブランドであり、アートとファッションの交差点に立ち続けています。クリエイティブ・ディレクターのヴィヴァースのビジョンに加え、誰でも自分らしさを表現できることを追求し、愛される美しいものづくりを続けています。
2026年のメットガラは、ペイジ・ベッカーズとコーチの新たな帰属と創造性の結晶を象徴する素晴らしい瞬間となりました。今後の彼女の活躍にも、ぜひ注目したいものです。