ベトナム進出の新たな挑戦、YORU Creative House
株式会社ASAがホーチミン市に誕生させた「YORU Creative House」は、日本企業にとっての重要なテストマーケティング拠点です。2026年8月1日から第1期出展ブランドの募集が開始され、今後のベトナム市場進出に向けた大きなステップとされています。
日本企業の増加と進出の課題
近年、日本の企業がベトナムに進出するケースが増えています。日本貿易振興機構のデータによれば、56.9%のベトナムで事業を展開する日系企業が、今後1〜2年間で事業拡大を予定しています。しかし一方で、進出に際しては様々な課題があることも指摘されています。特に多くの企業が「行政手続きの煩雑さ」や「法制度の未整備」によって進出をためらっている現状があります。
このように、進出の可能性を感じながらも、企業はなかなか踏み出すことができずにいます。「市場を十分に理解しないまま進出するのか」それとも「判断材料が不足したまま進出を見送るのか」というジレンマに陥っているのです。そこで新たに開設されたのがYORU Creative Houseなのです。
YORU Creative Houseの目的とユニークさ
YORU Creative Houseは、単なる商品展示やカフェを提供する場所ではありません。ここでは日本企業がベトナム現地の消費者からのフィードバックを受け取りやすく、実際に「売れる理由」と「売れない理由」を学ぶ場としています。展示会や短期的なポップアップと異なり、YORUでは長期間にわたり商品の反応を観察し、改善を繰り返すことができるため、より効果的な市場適合性が検証できます。
企業は月額20万円から参加可能で、短期間である2週間から商品展示が開始できます。従来の方法である現地法人設立には高額な初期投資が必要であり、300万円以上の費用と数か月の準備期間がかかるため、多くの企業には敷居が高いものでした。YORUでは、この問題を解決する手段を提供します。
提供されるサービス内容
YORU Creative Houseでは、以下のサービスが提供されます:
- - 常設ショーケースでの商品展示
- - テスト販売(POSデータ取得)
- - 来店者のインタビューやアンケート
- - KOCやインフルエンサーマーケティングの実施
- - MetaやTikTokでの広告運用
- - 現地バイヤーとの商談機会
- - 月次市場分析レポートの提供
これらのサービスを統合することで、単なる「売れた」「売れなかった」ではなく、なぜその結果になったのかという深掘りが可能となります。
自然な行動の観察
YORUが特にユニークなのは、ただの商業スペースではなく、人々が日常的に訪れる場所を提供するという点です。おいしいコーヒーを目当てに多くの人々が訪れるここでは、製品への興味が自然に誘発され、スタッフとの無意識な会話を通してリアルな反応を得ることができます。この環境こそが、YORUの最大の魅力です。
ホーチミンの中心地に位置
YORUはホーチミン市1区、レロイ通り沿いに位置し、購買力の高い多様な客層が行き交うエリアにあります。この立地は、展開する商品の市場反応を効果的に吸い上げることができる条件を与えています。
第1期出展ブランドの募集
出展ブランドの募集は2026年8月1日から8月31日まで行われ、3社を先着順で受け付ける予定です。月額20万円から出展が可能で、化粧品や食品などのBtoC商材が対象とされています。この機会を利用し、ベトナム市場での手ごたえを感じたい企業にとって、最適な場となることは間違いありません。
代表のコメントと期待
株式会社ASAの代表取締役、和泉昌憲氏は「私たちは日本企業がベトナム市場で成功するための第一歩を支援しています。市場を理解せずに進出するのではなく、小さく試しながら成長していくべきだと考えています。YORUはそのための最適な場所です」とコメントしています。日本企業がこの場所での経験を通じて、次の投資判断や事業成長に繋げることを願っています。
お問い合わせ
出展や取材についての詳細は、ASA広報担当までお声がけください。YORU Creative Houseは、これからの日本企業のベトナム市場進出における重要な拠点となるでしょう。