オーガニック給食の未来を目指す取り組み
株式会社ハルカインターナショナルは、オーガニック給食の普及を目指し、2025年から子供たちや学校給食に携わる関係者を対象にした食育交流会を提案しています。この取り組みは、農水省や文科省が推進するオーガニック給食政策に応える形で行われます。
この交流会では、有機JAS菌床キノコを用いた収穫体験や、トークセッションを通じて参加者に有機農産物についての理解を深めてもらうことを目的としています。具体的には、すでにオーガニック給食を導入している自治体や、今後導入を検討中の自治体を対象に、当社の菌床を持ち込んで実施します。栄養士や調理担当職員向けの勉強会も行い、菌床キノコの栽培工程や有機キノコの特性を説明することが可能です。
地元産の調達と交流機会の不足
多くの自治体では、学校給食に使用する農産物を地元産にしようとしていますが、地元生産者との繋がりや交流機会は限られています。特に都市部では、その傾向が顕著です。日本の有機農産物の栽培と生産量は依然として低迷しているため、これを打破するための交流活動は非常に重要です。
当社は2010年から、近畿および東海地区の流通店舗や催事会場において有機JASシイタケなどの菌床を持ち込み、参加者に収穫を楽しんでもらうイベントを開催してきました。既に30回以上を数え、参加者からも高い評価を得ています。
2025大阪万博での食育交流
また、2025年4月に開幕する大阪万博の一般催事部門においても、この取り組みが採択されました。当社は2025年6月の万博開催期間中に、2日間に亘ってポップアップステージにおよそ2,000本の有機JASシイタケ付き菌床を展示し、来場者に収穫体験を提供する予定です。この催事も無償で行われます。
安全で高品質な有機農産物
当社の有機JASキノコは、特に乾燥品としての需要が高まり、大阪府の公立学校や私立保育園でも調達が始まっています。これにより、給食関係者からはシイタケやキクラゲの管理がしやすい乾燥品が好まれています。年間40万袋を生産販売している当社のオーガニック農場は、業界最大手の一つです。さらに、天日干しでビタミンDが豊富な乾燥キクラゲも評価されています。
環境に配慮した栽培方法
当社が採用する自然開放型栽培システムは、農薬や化学薬品を使用せず、雑木林を利用して菌床を育てる環境配慮型です。この方法により、栄養価や旨味成分が豊富なキノコを生産することができます。
今後の展望と呼びかけ
有機農産物の増加が期待される中で、学校給食への安定した納入が求められています。今後、自治体との連携を深めることで、オーガニック給食の普及を加速させたいと考えています。当社の食育交流会がその一助となることを願っており、詳細は当社のホームページで確認できます。
ハルカインターナショナル問い合わせフォーム