空研工業の新型吹出口「Air Ring®」が2025年度グッドデザイン賞受賞！

空研工業が誇る「Air Ring®」が2025年度グッドデザイン賞を受賞

福岡県福岡市に本社を構える空研工業株式会社の新しい吹出口「Air Ring®」が、2025年度のグッドデザイン賞を受賞しました。これは、居住空間の快適さを一層高める製品として評価されてのことです。空間のデザイン性を重視しつつ、優れた空調機能を兼ね備えたこのアイテムは、私たちの暮らしに革新をもたらす存在となっています。

空間に溶け込むデザイン

「Air Ring®」は天井に取り付けるシーリングディフューザーで、空気を効率よく室内に拡散します。従来のシーリングディフューザーには、デザイン上の課題があり、その膨らみや立ち上がり幅が空間デザインに影響を及ぼしていました。しかし、Air Ring®はその性能を損なうことなく、よりシンプルで美しい形状を追求しました。その結果、天井との一体感を高め、どんな居住空間にも違和感なく溶け込む製品となっています。

フラットなフォルムがもたらす洗練された印象

Air Ring®のデザインは、膨らみを排除したフラットな中パンと、極限まで低く抑えられた外コーンエッジから成り立っています。これにより、天井開口部からの露出が最小限に抑えられ、室内全体に洗練された印象を与えます。エッジ幅はわずか15mmと非常にスリムでありながら、従来品と同等の強度を備えているため、デザイン面でも性能面でも勝れた選択肢となっています。

リノベーションへの新たな選択肢

従来のリノベーションでは、空間デザインを優先するあまり新しい開口位置を設けることで工期やコストが増大していました。しかし、Air Ring®は既存の開口を最大限に活用することができるため、空間に自然と溶け込むデザインを実現しながらも、施工時の負担を大幅に軽減します。

二段階の風向調整

さらに、「Air Ring®」は用途に応じて風向きを調整できる機能も備えています。冷房時には中パンを下げることで、気流が水平に広がり、部屋全体を快適に冷やします。一方、暖房時には中パンを引き上げて気流を垂直に導くことにより、温かさを効率良く届けることが可能です。これまでにない柔軟な調整機能が、空間の快適さを一層向上させています。

審査委員の評価コメント

グッドデザイン賞の審査委員からも高い評価を受けているAir Ring®は、存在感を抑えつつ、天井と一体化する美しいデザインを実現した点が特に評価されています。必須設備でありながらも意匠性が向上したことで、デザインにこだわる多くの人々にとって、嬉しいニュースとなることでしょう。

「GOOD DESIGN EXHIBITION 2025」での展示

この受賞を記念して、Air Ring®は「GOOD DESIGN EXHIBITION 2025」に出展されます。会期は11月1日から11月5日まで、会場は東京ミッドタウン内です。入場は無料で、事前予約は不要ですが、混雑状況によっては入場制限が行われることもあるので、訪れる際にはご注意ください。

空研工業について

空研工業株式会社は、1956年に設立され、冷却塔やシーリングディフューザーの製造を手掛ける企業です。常に快適な空調空間を実現するために技術開発を続けており、冷却塔と制気口の日本国内シェアを誇っていることでも知られています。高品質な製品は評価され、多くのユーザーに支持されています。空研工業のこれからの展開も注目されます。