コロナ後遺症のセルフケア新時代:Anapanaの挑戦
株式会社Anapanaとコロナ後遺症
新型コロナウイルスの影響が続く中、私たちは新たな国民病とも言えるコロナ後遺症に直面しています。感染者の約10%がこの後遺症に苦しむとされ、日本でも300万人以上がその影響を被る可能性があると指摘されています。現在、コロナ後遺症は生活に深刻な影響を与え、長期的な倦怠感、不眠、息苦しさ、思考力の低下などが多くの方々のQOL(生活の質)を低下させています。
Anapanaの取り組み
株式会社Anapana(東京都渋谷区)は、これらの問題に対処するために、7月14日よりコロナ後遺症やワクチン後遺症の患者を支援するクラウドファンディングを開始しました。このプロジェクトは、ヒラハタクリニックとの共同で開発されたセルフケアプログラム「NHセルフケア(仮)」をサポートするためのものです。特に、臨床試験の結果を待っている間に役立つ、即効性のあるセルフケアが求められています。
コロナ後遺症の実情
新型コロナウイルスが「終息した」と言われる中でも、後遺症を抱える患者は増加しています。社会的な支援が乏しいなか、多くの方が「後遺症難民」と呼ばれる状況に置かれています。医療機関の数も限られており、特効薬はまだ存在しません。こうした現状を受け、Anapanaは誰もが簡単に行えるセルフケアを提供しようとしています。
セルフケアの実践内容
このセルフケアは鍼灸師の野崎真治氏と連携して開発され、特に重症度に応じたアプローチがされています。動画やオンライン指導を通じて、多くの方に広く利用されることを目指しています。これにより、コロナ後遺症だけでなく、ワクチンに起因する遷延性副反応に悩む人々の支援にもつながるのです。
研究の重要性
Anapanaは、セルフケアのエビデンスを構築し、科学的根拠に基づく取り組みを進めています。このため、クラウドファンディングで集めた資金は、動画撮影や編集、専門スタッフの雇用、さらにはエビデンス構築のための諸活動に充てられる予定です。
最後に
コロナ後遺症は、国の経済に深刻な影響を与えているという見解もあります。アメリカでは、コロナ後遺症に起因する経済損失がGDPの17%に達するとの研究もあり、日本でも同様のことが起きていることが懸念されています。Anapanaは、この状況を踏まえ、「今すぐできるセルフケア」を日本だけでなく、世界中の人々に広めていくことを目指しています。
会社情報
- 会社名
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株式会社Anapana
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷1-24-6マトリクスツービル9F
- 電話番号
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