グローバル人材の育成に向けた新たな取り組み
株式会社イー・ファルコンと日本能率協会(以下、JMA)は、グローバルな人材の発掘、育成、登用を目的とした新しいアセスメントツール「JMA Global Talent Assessment」を共同開発しました。この新しいツールは、イー・ファルコンが提供する適性検査「eF-1G」を基にしています。
背景
現在、特にコロナ禍により海外赴任の機会が減少していることから、日本企業には国際ビジネスで活躍できる人材が不足しています。この状況を打破するため、イー・ファルコンとJMAは手を携えて新たなアセスメントを作り出しました。日本の企業が国際的に活躍するためには、グローバル人材の確保が重要で、そのためにこのアセスメントをどのように活用できるかを探ることが急務となっています。
JMA Global Talent Assessmentの特徴
このアセスメントは、受検者の適性を定量的に測ることができるため、グローバルでの活躍が期待できる人材を明確にすることが可能です。具体的には以下の3つの側面から評価します。
1.
コミュニケーション能力
2.
一般的に共通する活躍人材の要件
3.
異文化への理解
これらの項目をもとに、受検者の特性や強みを可視化します。また、受検者の認知と思考のスタイルに基づき、最も効果的な学び方を5つのパターンに分析。これにより、自己理解を深め、成長に向けての指針が得られるのです。
企業向けの活用
このアセスメントは、JMAの法人会員である日本の大手企業に提案される予定です。彼らがこのツールを用いることで、自社の人材を見極め、必要な育成プログラムを実施しやすくなります。また、JMAはこれに伴い、各社のニーズに合わせて研修プログラムも提供し、より一貫した人材育成をサポートしていく見込みです。
株式会社イー・ファルコンとは
イー・ファルコンは2000年に設立され、科学と感性を駆使して人々の可能性を引き出す企業です。「eF-1G」などの適性検査を用いたソリューションを提供し、採用や人材開発における課題解決を支援しています。このツールの開発は、彼らのミッションの一環であり、企業の成長に寄与することを目指しています。
一般社団法人 日本能率協会の役割
JMAは1942年に設立され、マネジメントに関する調査、研究、情報収集を通じて企業の経営革新を図ることを目的としています。人材育成や教育プログラムに長けており、今回のアセスメント開発も同協会の強みを活かしたものです。企業に対して、人材の質を高め、国際市場における競争力を向上させるための支援を行っています。
結論
イー・ファルコンと日本能率協会による「JMA Global Talent Assessment」は、企業がグローバル人材を発掘し、育成するための新しい手段を提供します。今後、このアセスメントがどのように企業に活用され、国際舞台での日本企業の競争力向上に寄与するのか、今後の展開が期待されます。