幼稚園・保育園で役立つ指導計画ガイドが発売
2023年3月18日、株式会社ナツメ社から新たなガイドブック『幼稚園・保育園・こども園で使える 気になる子の育ちを支える 個別の指導計画サポートブック』が刊行されました。この本は、発達において気になる子どもたちへの支援を行うための「個別の指導計画」を作成する際に役立つ情報が満載です。発行元として名を馳せるナツメ社は、教育や実用書など多岐にわたる書籍を提供しており、今回の出版もその一環です。
なぜ「個別の指導計画」が必要なのか?
「個別の指導計画」とは、特別な配慮が求められる子どもたち、例えば発達障害やそのグレーゾーンにいる子どもたちを対象とした計画です。これにより、子どもたちの現状を整理し、効果的な支援方法を見つけ、他の教職員と情報を共有することが可能になります。その結果、保育現場で一貫したサポートが提供されやすくなるのです。
実際、これまでに計画を作成したことがある保育者たちからは、以下のような声が寄せられています:「書くことによって、対象の子どもの‘今’の姿が整理できています」、「子どもとの距離が縮まり、新たな視点が見つかりました」「保育の幅が広がったように感じます」といったポジティブなフィードバックもあります。
どのように作成するのか?
本書では、初めて「個別の指導計画」を作成する際の具体的なステップが優しく解説されています。観察を通じて得た情報を整理し計画に落とし込む過程を、マンガ形式で学ぶことができるので、難しさを感じることなく取り組むことができます。特に、初心者でも使いやすく設計されたシンプルな書式があり、さらに個別に特化した内容を書けるフォーマットも用意されているため、さまざまなニーズに応えることができます。
具体的な事例を参考にしよう
書籍の特徴的なポイントは、現場で遭遇する実際の事例が豊富に収録されていることです。これにより、初めての方でも具体的なイメージを持って学び始められます。事例を読み解くことによって、子どもたちの理解や支援方法に対する理解も深まり、特別支援教育全般への視野を広げる助けとなるでしょう。
著者について
本書の著者は、武蔵野短期大学の客員教授である酒井幸子氏と臨床発達心理士、中野圭子氏です。酒井氏は豊富な実務経験を元に、特別支援教育の重要性を広めてきました。一方、中野氏は公認心理師として、実践的な保育の現場において活躍しています。彼らの経験が本書に反映されており、非常に実践的で役立つ内容に仕上がっています。
書籍の概要
- - タイトル: 幼稚園・保育園・こども園で使える 気になる子の育ちを支える 個別の指導計画サポートブック
- - 著者: 酒井幸子、中野圭子
- - 発行: ナツメ社
- - 価格: 1,870円(税込)
- - ページ数: 128ページ
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最後に
「個別の指導計画」は、気になる子どもたちを理解し、より良い支援を行うための重要なツールです。本書を通じて、少しでも多くの教育者がその作成を楽に行えるようになることを願ってやみません。ぜひ、気軽に手に取って、指導方法の幅を広げてください。