生コン品質管理の革新
2024-07-16 19:39:37

GNNMJとゼネコン10社が共同で生コンクリート品質管理の新デバイス「エアプローブ」の実証実験を開始

生コンクリート品質管理の革新!GNNMJとゼネコン10社が「エアプローブ」の実証実験を開始



GNN Machinery Japan株式会社(以下、GNNMJ)は、ICT技術を活用した生コンクリート品質管理装置「スマートアジテーター(R)」の新機能として開発された、運搬中のコンクリートの空気量をリアルタイムに計測、記録可能な新デバイス「エアプローブ」の実証実験を日本国内で開始しました。

「エアプローブ」は、Command Alkon社(米国)が開発した新型空気量測定センサーで、運行中のアジテーター車に搭載することで、生コンクリートの空気量を自動計測、記録することが可能になります。これにより、スマートアジテーター(R)は、従来のスランプ、温度、積載量計測機能に加え、空気量の自動計測機能も追加され、検査業務の完全自動化に大きく近づきます。

スマートアジテーター(R)は、2016年に経済産業省IoT推進ラボ主催の第2回先進的IoTプロジェクト選考会議でファイナリストに選出され、IPA(情報処理推進機構)主催の「先進的IoTプロジェクト支援事業」にも選ばれ、2020年にローンチされました。今回の「エアプローブ」は、スマートアジテーター(R)のオプション機能として装備可能です。

GNNMJは、Command Alkon社の依頼を受け、日本国内において「エアプローブ」の耐久性や初期の精度検証を続けてきました。今回、一般販売に向けてその有用性や測定精度を検証するため、国内ゼネコン10社との共同実験研究会と、全国5社の生コン事業者との協力のもと、実証実験を開始しました。

この実証実験は、コンクリート工事における高度な品質管理と、人口減少による労働力不足の解決策として期待されています。生コン製造事業者だけでなく、施工者、工事管理者など、関係各者に利益をもたらすものとして注目されています。

研究会では、得られた知見に関する学術論文などの成果発表を予定しており、GNNMJは2025年度中の一般販売開始を目指しています。

実証実験の概要



参画企業

販売会社:GNN Machinery Japan
施工会社:青木あすなろ建設、淺沼組、安藤ハザマ、鹿島建設、鴻池組、清水建設、錢高組、東亜建設工業、東洋建設、戸田建設

協力工場

米金商店、炭平興産、泰慶、東伸コーポレーション、日和崎生コン

「エアプローブ」がもたらす革新



「エアプローブ」は、生コンクリートの品質管理を革新するポテンシャルを秘めています。従来、人手に頼っていた空気量の測定を自動化するだけでなく、リアルタイムでのデータ取得が可能になります。これにより、以下のようなメリットが期待できます。

検査業務の効率化と省力化
検査精度の向上
コンクリート品質の安定化
* 現場における迅速な判断

今後の展望



GNNMJは、「エアプローブ」の実証実験を通じて得られた知見を基に、製品の改良を進め、2025年度中の一般販売を目指します。生コンクリート業界の更なる発展に貢献し、安全で高品質なコンクリート構造物の実現に貢献していく予定です。


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会社情報

会社名
GNN Machinery Japan 株式会社(GNNMJ)
住所
電話番号

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