ワクワクする研究の世界を知ろう!
2025年1月30日、株式会社学研ホールディングスのグループ会社である株式会社Gakkenから、『キミの「なぜ」も世界を変える!?ものすごい研究図鑑』が発売されます。この書籍は、中高生たちの知的好奇心を育むことを目的に、東京大学と京都大学で活躍する12名の研究者の活動を紹介しています。
様々な研究テーマを身近に感じる
「研究」と聞くと、堅い印象を持つかもしれません。しかし、この図鑑では余った白菜を使ってコンクリートを作るというユニークなプロジェクトや、宇宙人の存在を科学的に探求するなど、実にさまざまなテーマが取り上げられています。研究者たちは未知の世界を求め、楽しさを感じながら日々取り組んでいます。
この本によって、自分の興味や疑問が「研究」の源になるかもしれないと考えさせられることでしょう。12名の先生方との出会いは、興味を広げ、将来自分が何を学びたいかを考えるきっかけになるかもしれません。
研究者たちの個性をマンガで紹介
本書では、研究者の生い立ちや研究テーマについて、マンガを通じて紹介します。例えば、ジブリ映画に触発されて航空工学を志した先生や、古典文学の奥深さに魅了された先生のストーリーがあります。これにより、身近な「なぜ」がどう研究に結びついているのかを視覚的に理解することができます。
参加するイラストレーターたち
東京大学の先生たちのマンガは、人気イラストレーターのはしゃさんが担当し、京都大学の先生たちのマンガはスケラッコさんが手がけています。彼らのスタイリッシュな絵柄が、研究内容に新たな魅力を加えています。
研究施設の取材を通じて見える最先端
本書は、東京大学と京都大学の最先端研究施設も特別に取材し、撮りおろしの写真を豊富に掲載しています。3Dアバターを制作するためのスタジオや、危険なウイルスを扱う実験室の様子は、ここでしか見られない貴重な情報です。
特別な写真の数々
例えば、東京大学には80台のカメラを使用して3Dアバターを作るスタジオがあり、また京都大学の研究所ではコロナウイルスの研究に関する実験風景を撮影した写真も収録されています。これらのビジュアルが、研究のリアルな側面を伝えています。
進路を考える手助け
さらに、本書にはおすすめの学問診断や役立つ用語集も含まれています。興味のあるテーマから自分に向いている学問を見つけるための診断や、研究に関連する基本用語の解説があって、進路選択に役立つ内容になっています。
12名の研究者たちの顔ぶれ
本書には、以下のような12名の研究者たちが登場します:
- - 余った白菜で環境に優しいコンクリートを作った東京大学の酒井雄也先生
- - 光源氏の禁断の恋に魅了された京都大学の金光桂子先生
- - VR技術を社会に生かす研究を進める東京大学の雨宮智浩先生
- - およそ30,000種の動物のDNA解析を行ってきた京都大学の村山美穂先生
- - 世界の安全保障に挑む情報処理の専門家、東京大学の小泉悠先生
- - 第二の地球を探し続ける京都大学の佐々木貴教先生
- - 法律に関する曖昧な表現を明らかにしたい東京大学の平田彩子先生
- - 考古学のロマンを追う京都大学の吉井秀夫先生
- - ジブリ映画に影響を受けた空の交通整理を研究する東京大学の伊藤恵理先生
- - 古代インド神話に挑む京都大学の横地優子先生
- - 精神医療の課題に哲学的な視点で取り組む東京大学の石原孝二先生
- - ウイルスの予期せぬ恩恵に着目する京都大学の牧野晶子先生
まとめ
『ものすごい研究図鑑』は、ただの書籍ではなく、未来を見据えた若者たちの好奇心を刺激し、世界に目を向けたくなるきっかけを提供する一冊です。図書館でのリクエストはもちろん、一般書店やオンラインでの購入も可能です。学びの楽しさを実感するために、ぜひ手に取ってみてください。