トマトのウイルス耐性向上
2026-04-03 14:12:23

トマトのウイルス耐性を向上させる新たな研究成果に期待高まる!

近畿大学の研究グループが、トマトのウイルス免疫力を高める新たな方法を発見しました。特に注目を集めているのは、世界中で問題となっている「黄化葉巻病」の原因となるベゴモウイルスへの抵抗性を向上させる技術です。ベゴモウイルスは460以上の種類があり、作物に与える影響は甚大で、農産物の収穫をほとんど不可能にしてしまうケースもあります。現在、トマトに関連するウイルス抵抗性の研究は進展を遂げており、従来の抵抗性遺伝子に基づく方法から、より効果的な手法へシフトしています。

研究チームは、トマトのウイルス抵抗性に関して特定された4つの遺伝子の中から、特に効果的な2つの遺伝子を選んで、ウイルスへの耐性を大幅に向上させる方法を明らかにしました。これにより、従来の手法では難しかったウイルス撃退の実現が期待されています。特に、ウイルスの進化や環境変化が進む中で、過去の研究では抵抗性が崩壊する事例が報告されていましたが、この新たなアプローチがそれを打破する可能性があります。

具体的には、トマトのウイルス抵抗性遺伝子を確認するための高精度なDNAマーカーが開発され、これにより効率よく抵抗性品種の改善が行えるようになります。また、研究では、東南アジアで流行する強病原性ウイルスを使用して、トマトの抵抗性をテストしました。その結果、2つのウイルス抵抗性遺伝子を用いることで、すべての耐性遺伝子を導入した場合と同程度の高い抵抗性を示すことが確認されました。

この成果は、農薬の過剰使用を抑制し、持続可能な農業の実現に寄与するものと期待されています。過剰な農薬使用によって、新たなウイルスの抵抗性を持たない個体が現れる可能性がある中、持続的な農業生産を目指すためにはこのような研究が欠かせません。

研究協力者である小枝壮太教授は、この研究が単純なものであっても、実用的な解決策を生み出し、今後の農業に寄与すると確信しています。この研究を通じて、国内外の農業生産の現場と連携し、持続可能な食料生産と農業の課題解決に向けた取り組みを進めていく考えです。

研究の詳細は、国際学術誌「Euphytica」に発表される予定で、今後の動向に期待が高まります。農業界におけるウイルス抵抗性の強化は、経済的な影響を持つだけでなく、環境への負荷を軽減するためにも重要なテーマとなっています。この研究がもたらす新たな技術は、農業界における革命を起こす可能性を秘めています。今後の進展に注目が集まることでしょう。

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