WOVNとリクルート、業務提携を発表
最近、インターネットを利用した多言語化のニーズが高まる中、
WOVNと
リクルートコミュニケーションズが業務提携を締結しました。この提携により、WOVNが提供する多言語化プラットフォーム「WOVN.io」が、リクルートグループ向けに導入されることになります。
近年、訪日外国人観光客が増加しており、さらに東京オリンピックの開催も影響して、日本国内の外国人向けサービスの充実が急務となっています。これに対し、WOVNとリクルートの連携によって、より精度の高い翻訳が迅速に提供され、サービス運営者にとって大きな利点となるでしょう。
この提携のひとつの成果として、完全にSEOに対応した多言語化ライブラリ「WOVN++(ウォーブンプラスプラス)」のリリースが発表されました。日本国内の多言語対応が急務となる昨今、WOVN++は特に中国や韓国など東アジアからの集客に焦点を当てており、既存のSEO対策では不十分だった問題を解決します。
なぜ多言語化が重要なのか?
訪日外国人の増加に伴い、日本企業は自社のウェブサイトを多言語化する必要性が高まっています。しかし、多言語化するだけでは効果的な集客が見込めないケースも多いのが現実です。その理由の一つとして、訪日外国人が使用する検索エンジンの違いがあります。たとえば、中国や韓国では、GoogleやYahoo!ではなく、各国特有の検索エンジンが広く利用されています。そのため、日本の企業が日本国内向けのSEO対策を行っていても、海外からのユーザーに直接届くことが難しい場合があります。
WOVN++は、単なる多言語化を超えて、これらの検索エンジンに対応したSEO施策を実施することで、より多くの訪日外国人にリーチすることが可能です。この新たなライブラリを導入することで、ビジネスオーナーは自社サイトを世界中の検索エンジンで効率的に表示させることができ、特に中国や韓国市場からの集客に対して大きな期待が寄せられています。
WOVN++の機能と利点
WOVN++は、ウェブサイトを1行のスクリプトで簡単に多言語化できるだけでなく、検索エンジンに表示される結果にも対応。これにより、以前は難しかった外国の検索エンジンからの流入が期待できるようになります。さらに、今後は独自のサポート機能も盛り込む予定で、さまざまな検索エンジンに向けた上位表示施策も行うとしています。
「WOVNは、インターネット上の言語の壁を取り払い、本当の意味での情報革命をもたらすことを目指しています」と担当者は述べています。今後、WOVNは「すべてのWebサイトをすべての人の母国語で」という理念のもと、さらなる機能の充実やサービス展開を計画しています。
サイトおよび企業概要
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代表者: 代表取締役 林鷹治
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設立: 2014年3月5日
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事業内容: 多言語翻訳ツールの企画・開発
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公式URL:
minimaltech.co
今後もWOVNの取り組みから目が離せません。