藤枝市とナビタイムジャパンが観光DX推進で連携協定を締結

令和6年度に藤枝市は観光庁のモデル事業「観光DXによる地域経済活性化に関する先進的な観光地の創出に向けた実証事業」を開始。これに伴い、（一社）藤枝市観光協会と㈱ナビタイムジャパンとの連携協定が結ばれ、観光業の発展が期待されています。この協定は、観光者の利便性を高め、地域周遊を促進し、さらには観光産業全体の生産性向上を図るために設けられました。

この取り組みは昨年度から続き、ナビタイムジャパンとの連携により実現しました。特に、スポーツツーリズムを核とした観光プロジェクトを推進し、地域の観光資源と組み合わせた新たな誘客方法を模索しています。さらに、生成AIの活用により観光事業者の生産性向上を目指す具体的なアクションも展開される予定です。

協定の目的と内容

この新しい協定では、観光DXを通じたナビタイムジャパンの技術と藤枝市観光協会の観光戦略を組み合わせ、観光客の利便性を向上させることに焦点を当てています。主な内容は以下の通りです：

- スポーツツーリズムの推進に関する施策
- 来訪客の利便性向上と周遊促進
- 地域内での消費喚起施策
- 商業の振興と観光産業の収益向上に関する施策
- 観光データの利用方法に関する取り組み

この協定により、官と民がしっかりと連携し、先進的で持続可能な観光モデルの確立を目指します。特に、イベントに参加する来場者に対して、地元の飲食店や宿泊施設の情報をアプリを通じてリアルタイムで提供するシステムの構築が進められています。これにより、訪れる観光客が地元の資源を最大限に享受できるよう努めています。

未来への展望

藤枝市は、今後も観光DX推進事業を通じて地域経済の活性化に取り組み続けます。今年度も、株式会社ナビタイムジャパンの協力を得て、生成AI技術を活用した具体的な施策の提案が行われる予定です。この取り組みが、藤枝市内の観光資源の活性化、地域産業の発展、そして市民の生活向上につながることが期待されています。

イベント情報

この協定締結の式典が行われるのは、7月23日（水）午後2時30分から藤枝市役所西館3階特別会議室にてです。出席者には藤枝市長の北村正平氏、藤枝市観光協会会長の江﨑晴城氏、株式会社ナビタイムジャパン社長の大西啓介氏が含まれ、重要な議題についての話し合いが行われます。

藤枝市とナビタイムジャパンの連携が、観光業界に新たな風を吹き込むことを願っています。この協定をきっかけに、地域の魅力がさらに活かされることを期待しましょう。