JPR初の「A-スコア」獲得
日本パレットレンタル株式会社(JPR)は、2024年のCDP気候変動質問書において初めて「A-」スコアを取得した。このスコアは、国際的な非営利組織であるCDPが環境に関する企業の取り組みを評価しており,「A-」スコアはリーダーシップレベルに位置づけられ、気候変動への先進的な解決策を模索し実践していることを示すものだ。
JPRの取り組み
JPRは企業の社会的責任を重視し、特に気候変動対策に積極的に取り組んできた。2017年からCDPへの回答を自主的に始め、社内にはサステナビリティ委員会も設置。再生可能エネルギーの普及や脱炭素に向けた施策を全社的に推進することで、今回の高評価を得た。JPRの努力が認められたこのスコアは、環境への取り組みが一定の評価を受けたことの証と受け止めている。
持続可能な未来への展望
JPRの主力事業であるレンタルパレットサービスは、パレットの調達から輸送、空きパレットの回収、メンテナンスに至るまで、サプライチェーンにおいて自然環境と密接に関連している。持続可能な成長には、環境や社会へ配慮した事業運営が必要不可欠であると考え、気候変動対策を重要な課題の一つとして位置づけている。2030年までに自社のCO2排出量を2018年対比で約42%と、サービスを通じた排出量は約28%削減する目標を掲げ、その実現を目指す。
今後の展開
CDPからのA-スコア獲得の成果を受けて、JPRは国際的な気候変動情報開示基準に基づく取り組みを継続する。特に、脱炭素物流や脱炭素社会の実現に向けた物流改善に努め、新たな課題に取り組んでいくための考えを深めていく。今後も持続可能な社会に向けた企業としての役割を果たしていく方針を示している。
一緒に持続可能な未来を
JPRの環境への取り組みやCSR活動は、自社のホームページで確認できる。パレット利用の循環性や資源の有効活用を目指し、より良い持続可能な社会を実現するための活動を、今後も展開していく。CDPの影響力を正しく受け止め、さらに前進するJPRの姿勢が、多くの企業や個人へと波及することが期待される。
参考リンク
CDPについて
CDPは2000年に設立され、ロンドンに本部を置く国際的な環境非営利組織である。企業や自治体が気候変動に対する取り組みを開示し、その結果を評価するシステムを運営。持続可能な経済の実現を目指し、世界中の企業や自治体の環境対策を推進する役割を果たしている。特に、CDPから信頼されるスコアは投資家にとっても重要な指標となっている。
温室効果ガスや水資源、森林資源についての各調査を行い、それぞれの評価基準に基づくスコアが付与される。今回、22,000社を超える企業にスコアが付与された。これは、他企業に対する経営方針や投資判断の重要な参考となる。