渋谷区でひとり親を支える新たなプラットフォーム「wacca」
近年、ひとり親家庭の増加が問題視されている中、ソーシャルヘルプネットワーク「wacca(ワッカ)」が渋谷区の官民連携オープンイノベーションプロジェクトに採用されました。この取り組みは、心の支えと経済的な支援を同時に提供する新しい形のコミュニティプラットフォームです。
waccaの理念
waccaは「コミュニティ×経済支援×心の支援」を柱にしており、2020年5月からスタートしました。「ひとりに、させない。」をコンセプトに、支え合うことが自然だった時代を現代に復活させることを目指しています。具体的には、困りごとを抱える利用者が二つの無料サポートを受けられるシステムを構築しています。
1. お金のヘルプ
このサービスでは、経済的な支援が必要な方が、必要とする金額と支援理由を投稿します。その投稿に共感したメンバーやサポーターから、支援金が寄せられます。対象が入院やガンに限定されていますが、今後必要に応じて拡大が検討されています。
2. 心のヘルプ
心の相談に関しては、同じ境遇の方や専門的な知識を持つサポーターから助言が得られます。これにより、孤独感を軽減し、精神的なサポートも受けられる体制が整っています。
サポートを求める皆様へ
興味がある方は、waccaの公式サイト(
こちら)からサービスに登録していただけます。このプラットフォームは、ひとり親に限らず、様々な社会的困難を持つ方々を対象にした支援を展開する意図もあります。特に、LGBTQコミュニティ、外国人労働者、不妊治療を受けている方々や、児童養護施設を経て社会に出る子どもたちなど、幅広い援助を検討しています。
サポートメンバー募集中
waccaでは、サポートを提供したいと考える方々の支援を募っています。金銭的なヘルプだけでなく、情報や知恵を提供したいという気持ちを持つ方は、ぜひご協力をご検討ください。具体的には、NPO法人や地域団体との連携を強化し、共同の支援活動も展開しています。興味のある方は、サポートサポーター登録(
こちら)から応募できます。
株式会社くらしのテクノロジーズ
waccaを運営する株式会社くらしのテクノロジーズは、社会課題解決を目指すテクノロジー企業です。国や公的機関に頼るのではなく、お互いに助け合う「共助」の仕組みを構築し、今後も多くの困難を抱える人々の支援に取り組んでいきます。
会社概要
- - 代表者: 岩岡倫毅(代表取締役CEO)
- - 設立日: 2019年1月28日
- - 資本金: 300万円
- - 所在地: 東京都品川区西五反田2丁目14番地13
- - URL: www.kurashino.tech
このようにwaccaは、心と経済の両方での支援を組み合わせた独自のネットワークとして、今後のさらなる発展が期待されます。ひとり親の方々が気軽に参加できる環境を整えて、多くの人々の生活が少しでも豊かになることを願っています。