地元愛に包まれたパン屋が全国へ
滋賀県大津市に位置する「パン工房100」は、地域の人々に長年愛されてきたパン屋です。しかし、店舗の販路拡大が課題となっており、近年の原材料費高騰も影響しています。そんな中、株式会社パンフォーユーとの提携により、全国のオフィスへのパン配送が始まりました。この取り組みは、地域ベーカリーが新たな販路を協力して見出すモデルケースとも言えるでしょう。
提携のきっかけ
パン工房100の西村氏によると、これまでの主な販売チャネルは地域のスーパー内の店舗でしたが、常連客に頼った経営には限界があったとのこと。顧客の行動変化や原材料費の高騰は、店舗の売り上げや客数にも影響を及ぼしていました。その結果、新しい販路の必要性を強く感じるようになったといいます。
パン工房100の特徴
この店名の由来は、創業当時の「100円パン」。今では材料費の高騰から一律100円での販売は難しくなりましたが、地域住民に親しまれる手作りのパン作りを続けています。パン工房100は、生地を自家製で作り、冷凍生地を使用しないこだわりが見られます。毎日30種類以上のパンが並び、特に日曜日には50種類以上が店頭に並ぶため、幅広い客層に支持されています。
そこで、同店は近江牛カレーパンなど地域の素材を使用した商品をサービスエリアにも提供しており、外部への供給体制を整えています。
新たな販路への挑戦
パンフォーユーとの提携により、パン工房100は冷凍技術を活用した新たな卸の形態に取り組み始めました。特に、焼きあがったパンを冷凍し、オフィスへ供給する方法は初の試みであり、業務用の効率的な納品が期待されています。「私たちのパンが知らない土地で食べられるのが楽しみです」と西村氏は意気込みを語っています。
商品のご紹介
「パンフォーユーオフィス」で提供される主力商品は、マヨネーズをたっぷりと使った殻の薄い「マヨネーズを楽しむハムロール」。この一品は、オフィスで働く方々にとっての定番となることを目指しています。
今後の展望
パン工房100は百貨店への展開を視野に入れ、高付加価値商品や季節限定商品への挑戦も考えています。地域のパン職人として、パンフォーユーとの連携を強化しながら新しい製品群を展開していく予定です。
西村氏の想い
「私たちのパンは、一から手作りした思いの詰まったものです。このパンの美味しさを、一人でも多くの人に知ってもらいたいです」と彼は語ります。ここで作られるパンが、全国のオフィスでのひとときを豊かにしてくれることを願っています。
置き社食サービス「パンフォーユーオフィス」の紹介
このサービスは、冷凍庫を設置することで手軽に導入できる福利厚生プランで、400社以上に採用されています。社食の代替としても機能し、地域のパン屋の味をオフィスの社員らに届けることを目指しています。
企業情報
- - 会社名: 株式会社パンフォーユー
- - 所在地: 群馬県桐生市本町五丁目368番9号
- - 設立日: 2017年1月17日
地域の課題を冷凍技術とデジタル革新で解決することを目指しているこの企業は、今後も多くのチャンスを創出し続けることでしょう。