学生が主体のビジネスコンテスト「イタクエ」とは
大東文化大学の3、4年生で構成されるチームは、新たな挑戦を始めました。その名も「イタクエ」(Innovative Technology Accelerator Quest)。このビジネスコンテストは、社会で活躍する力を育むために、学生たちが自ら企画した取り組みです。彼らは合同会社トリノスを設立し、板橋での開催を目指しています。
イタクエの理念
「学生の意識で未来を切り拓く」という理念のもと、伝統的なビジネスコンテストの枠を超えた新しい形を提案しています。従来のコンテストでは、事業計画の作成が大きなハードルとなることが多く、ほとんどの学生がその挑戦に戸惑うことがありました。そこで「イタクエ」では、企業のメンターと協力し、参加学生が事業案を直接作成するプロセスを重視。これによって、実社会での体験を重ねながら、起業の意欲を引き出すことを目的としています。
コンテストの参加方法
参加を希望する学生は、具体的なアイデアがなくても大丈夫です。チームは当日より構成され、参加者同士が新しいアイデアを出し合いながら、メンターと共に事業計画を立案します。各チームは役割を担い、CEOやCFO、CTOなどに分かれて活動することになります。このようにして学生は、実際の企業運営をシミュレーションしながら成長を遂げていくのです。
開催概要
このビジネスコンテストは、全4回にわたり行われ、板橋区内の公共施設が会場となる予定です。スケジュールは以下のとおりです。
- - 1日目:8月上旬
- - 2日目:8月下旬
- - 3日目:9月中旬
- - 4日目:10月
各日程では、参加学生が課題に取り組む中で、メンターからアドバイスを受け、事業計画をブラッシュアップしていきます。
評価方法と賞金
最終プレゼンテーションは、起業の初期段階を想定して行われ、30社の協賛企業が審査を担当します。審査は、10項目それぞれ10点満点で評価され、合計3000点のうち上位5位に入賞したチームには賞金が贈られます。なお、その他にも企業独自の賞が用意される可能性があります。
4日目のプレゼンテーションでは、出資を受けることを想定し、投資家たちに向けたプレゼンを行います。審査員からの出資額に応じて評価され、一番多くの資金を集めたチームが優勝となります。賞金総額は100万円を予定しています。
参加する学生に求める姿勢
「イタクエ」は、起業に興味がある学生、社会で役立つスキルを身につけたい学生、新しい視点やネットワークを広げたい学生、何かに挑戦したい学生を歓迎します。具体的なアイデアがなくても、挑戦したいという気持ちがあれば参加できます。自分の可能性を広げたい学生たちは、ぜひこの機会に参加を検討してみてください。
協賛企業について
また、このプロジェクトは学生と企業が協力して地域社会に新たな価値を生み出すことを目指しています。そのため、企業の皆様にも協賛をお願いしています。協賛企業は、資金協賛やメンタリング、審査員としての参加が求められ、若い世代との接点を持つチャンスとなります。これにより、新規事業のヒントや企業イメージの向上が期待できます。
最後に
「イタクエ」は、学生が主役となって取り組むプロジェクトです。私たちは、このイベントを通じて、挑戦することの楽しさや仲間との成長の喜びを多くの学生に伝えたいと思っています。皆さんのご参加を心よりお待ちしています!