アートを通して子どもたちの創造性を育むワークショップ
株式会社東急文化村が運営する複合文化施設Bunkamura(東京都渋谷区)は、長期の休館にもかかわらず、さまざまな文化活動を展開しています。その一環として、子どもたちがアートに触れ、自分たちの発想を生かす機会として、ワークショップを開催しました。このイベントは、東京・神奈川で民間学童保育を行う株式会社東急キッズベースキャンプ(KBC)とのコラボレーションで実現したものです。
ワークショップの概要
2024年8月1日、Bunkamuraが主催するアート展「鈴木康広展 ただ今、発見しています。」の会場で、KBCを利用する小学校低学年の子どもたち11名が参加しました。展覧会の内容をじっくりと鑑賞した後、アートをテーマにしたワークショップ「手の石鹸をつくろう」に挑戦しました。
このワークショップは、アーティスト鈴木康広氏の考案によるもので、一つのテーマから多様な作品が生まれるという取り組みです。子どもたちは自分の手をモデルにした石鹸を作り、クリエイティブな発想を引き出すことを目的としています。
鑑賞と制作の体験
展覧会では、鈴木氏の代表作や触れることのできる作品を通じて、「発見」と「見立て」の体験が行われました。子どもたちは、展覧会担当スタッフの解説を受けながら、作品の魅力を感じ取りました。
その後のワークショップでは、子どもたちが粉石鹸から自分の手の形を成形していく工程が進められました。粉石鹸を水で混ぜて粘土状にし、その感触や香りを楽しみながら、自分の思い描く形を工夫しながら制作。これにより、参加者は「発見」のプロセスを実感しながら、自身の作品を生み出していきました。
参加者の反応
ワークショップ終了後、子どもたちからは「楽しかった!」や「またやりたい!」といった声が上がりました。KBCのイベントプログラム担当者は、子どもたちが本物のアートに触れ、それを楽しむことができたと振り返りました。
今後の展望
Bunkamuraは今後も、学びや体験の機会を提供するため、様々な地域間交流を促進し、文化・芸術体験の機会を広げていくことを目指しています。今回のような取り組みを通じて、次世代の創造性を育むための環境を整えていくことでしょう。
公式情報
次回のワークショップや展覧会の詳細については、Bunkamuraオープンヴィレッジのウェブサイトをご覧ください:https://www.bunkamura.co.jp/sp/openvillage/
また、鈴木康広展は2024年9月1日まで開催中で、これも多くの訪問者にとって特別な体験となるでしょう。興味がある方はぜひ足を運んでみてください。