山岳域の未来のために
2025-04-14 10:35:08

ネイチャーポジティブを実現するための連携協定締結

ネイチャーポジティブを実現するための新たな挑戦



一般社団法人コンサベーション・アライアンス・ジャパン(以下、CAJ)と公益財団法人日本自然保護協会(以下、NACS-J)が、日本国内の山岳域などの自然環境の保護を目的とし、連携協定を結びました。この連携は、気候変動と並ぶ深刻な課題である生物多様性の損失に対抗するための重要な第一歩とされています。

1. 生物多様性の危機


生物多様性の減少は、地球規模で進行しており、日本国内でも特に山岳域においてその影響が顕著です。これにより、希少な生態系の劣化や景観の損傷が進み、自然そのものの健康が脅かされています。CAJとNACS-Jは、この危機的状況を改善するべく協力し合い、自然環境の保全に向けた具体的な行動を起こすことを目指しています。

2. 連携協定の目的


この協定の主な目的は、日本中の山岳域やアウトドアフィールドにおける生物多様性の保全と回復を進め、自然環境との共存を目指すことです。具体的には、以下の三つの領域での連携が決定されています。
  • - 情報の共有: 日本各地の自然保護地域における現状を把握するため、双方が持つデータや知見をタイムリーに共有します。
  • - 優先課題の特定: 共有された情報をもとに、ネイチャーポジティブの実現に向けた重要な課題やリスクを特定し、優先的に対応策を講じます。
  • - その他の取り組み: 必要に応じて、追加的な活動を検討し、実行します。

3. アウトドアと自然保護


アウトドア活動は、自然を愛し、保護する心を育てる重要な機会とされています。CAJの代表理事、三浦務氏は「アウトドア体験は保全への第一歩」と述べ、自然への理解と行動が不可欠であることを強調しています。また、NACS-Jの理事長、土屋俊幸氏は、自然を大切に思う心を育むためにアウトドア活動が果たす役割を再確認し、この協力を通じて豊かなアウトドア環境の実現を目指す意向を示しています。

4. 今後の展望


パートナーシップの強化により、CAJとNACS-Jはともに日本の自然環境の保全に向けた大きな挑戦を進めていきます。特に、生物多様性を保全し、自然環境を持続可能に守るための啓蒙活動や具体的な保護策の実施が期待されています。

このような取り組みが進むことで、未来の世代が日本の美しい自然を享受できる環境が整い、アウトドア活動がより一層楽しめるようになることを願っています。日本の山岳域が抱える問題に対する解決策を模索しつつ、より良い自然環境を次世代に引き継ぐために、これからも多様な活動を推進していくことが重要です。


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会社情報

会社名
公益財団法人日本自然保護協会
住所
東京都中央区新川1-16-10ミトヨビル2F
電話番号
03-3553-4101

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