発酵食品がもたらす美容と健康の秘訣
近年、私たちの健康に大きな影響を与える腸内フローラに注目が集まっています。日本において、発酵食品は古くから親しまれてきた食文化ですが、現代の食生活ではその摂取量が減少しています。その結果、大腸がんの増加やその他の健康問題が生じているとされています。特に1980年以降、日本人の死因第一位はがんであり、中でも大腸がんは急激に増加しています。
日本人が抱える食生活の課題
食の欧米化が進み、便利なインスタント食品や加工食品が好まれるようになり、日本人の食物繊維の摂取量は1960年代に比べて約半分に減っています。この変化が腸内細菌のバランスを崩し、大腸の健康を損なう要因となっています。腸内環境の改善は、未病や体質改善において重要なテーマであり、伝統食である発酵食品の再評価が急務だと言えるでしょう。
伝統食「発酵食」を活かした取り組み
このような背景から、発酵食品をメインとした新たな業態「Hacco’s Table(ハッコーズテーブル)」が、2017年9月下旬に浅草にオープンします。この店舗では、ただ発酵食品を楽しむだけではなく、腸内の菌バランスを測定できる「ビフィチェック<プレミアム>」と連携し、自身に不足している菌を理解することが可能です。これにより、より効果的な健康改善につなげることを目指しています。
ビフィチェック<プレミアム>の概要
ビフィチェック<プレミアム>は、株式会社ヘルスケアシステムズによって開発された、腸内細菌のバランスを測定するサービスです。自宅で簡単に採便して送付し、約3週間後には結果が届くため、手軽に腸内環境を把握することができます。腸内には健康に良い「善玉菌」と悪影響を及ぼす「悪玉菌」、それに該当しない「中間菌」の3つのグループが存在し、そのバランスが健康に大きく影響します。ビフィチェックでは、その中でも注目すべき4種類の菌を分析します。
専門家のサポート
「Hacco’s Table」は、東京医科歯科大学名誉教授であり、感染免疫学の専門家である藤田紘一郎教授の監修のもとで運営されます。藤田教授は、日本のがんの死亡原因として大腸がんの増加を指摘し、腸内環境の整備を推奨しています。彼は、発酵食品を用いた腸に良い料理の普及を目指しています。
店舗情報
店名: Hacco’s Table(ハッコーズテーブル)
オープン予定日: 2017年9月下旬
住所: 台東区花川戸2-9-10
アクセス: 銀座線「浅草」駅から徒歩5分
面積: 29.05坪/38席
公式HP:
www.haccos.com
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Facebook:
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「Hacco’s Table」は、発酵食品を通じて腸内環境の改善を目指し、美容と健康をサポートします。ぜひ、伝統的な発酵食の深い魅力を体験してみてください。