インボイスとメンバーズ協定締結の背景
2025年7月1日、株式会社インボイスと株式会社メンバーズは、脱炭素社会の実現に向けた業務協定を締結しました。この協定は、企業が抱える脱炭素化の課題に対し、双方の強みを活かして支援するために結ばれました。
業務協定の詳細
本業務協定は、インボイスが提供する「OneVoiceエナジーデータ」によって、エネルギー使用量のデータ化を実現し、Scope1・2の温室効果ガス(GHG)排出量の算定を支援します。同時に、メンバーズが展開する脱炭素DXカンパニーは、企業の脱炭素経営に必要な温室効果ガスの評価から削減策、さらにはマーケティング戦略の立案まで一貫したサポートを提供します。
これにより、企業はエネルギーデータの収集や可視化、GHGの算定、脱炭素化に向けた中長期戦略の策定と実行が可能になります。特に、炭素排出量を可視化することで、企業経営における持続可能性の重要性が高まっている現代において、企業の価値向上にも貢献します。
各社の役割と背景
インボイスは、公共料金の一括請求サービスを通じて培ったノウハウを基に、エネルギーデータの正確な情報開示を実現します。これを通じて、企業のサステナビリティ経営を支援し、効率的なデータ管理を可能にしています。
一方、メンバーズの脱炭素DXカンパニーは、企業の現場においてデジタルスキルを用いて脱炭素化を推進します。具体的には、GXリテラシーや生成AI、ローカルコード・ノーコード技術を駆使し、脱炭素に対する取り組みをサポートする人材を育成・派遣することに力を入れています。
今後の展開
この協定に基づき、両社は持続可能な社会実現に向けて積極的に活動を展開していく予定です。企業における脱炭素化の推進は、今後ますます重要なテーマとなります。この取り組みを通じて、各業種における環境配慮型経営が広がることを期待しています。
オンラインセミナーの開催
さらに、脱炭素化の最新動向を知るためのオンラインセミナーも予定されています。特に温室効果ガス削減への国際的な取り組みやScope3に関する課題解決をテーマにした講座で、企業にとって貴重な情報を得られる機会です。詳細はメンバーズの公式ウェブサイトにてご確認いただけます。
このような取り組みによって、企業は環境への配慮を強化し、持続可能な経営を実現する道を歩むことができるでしょう。脱炭素はもはや選択肢ではなく、企業の競争力を高める必須の要素となっています。