福士誠治が演出・出演する新作舞台「おっかちゃん劇場」の魅力とは

福士誠治が贈る新作舞台「おっかちゃん劇場」

俳優としての活躍はもちろん、近年は舞台演出でも目覚ましい成果を上げている福士誠治が、演出と出演を務める新作舞台「おっかちゃん劇場」の開催が発表されました。2020年12月23日から30日まで、下北沢本多劇場にて全12ステージが予定されています。

家族の物語をテーマに

福士氏がこれまで手がけてきた作品の中でも特にこだわりを持つ「家族」をテーマにする本作。脚本は、前作「幽霊でもよかけん会いたかとよ」を手掛けた金沢知樹が担当し、故郷である長崎を舞台に姉妹の物語が描かれます。物語展開の中で、姉妹の長女役には、福士と共演経験のある田中麗奈が選ばれ、次女役には人気ドラマで活躍中の若月佑美が出演します。

男性キャストも福士の呼びかけで集結し、前作から続く流れを汲んで魅力的な演技を披露します。

病を抱えた母を通しての人間模様

今作では特に記憶を失っていく母というキャラクターが中心に据えられ、その母を通じて姉妹たちが自らの存在を見つめ直す姿が描かれています。痴ほう症というテーマを通じて、介護や人の尊厳、そして家族とは何かを考えさせられるストーリーが展開。また、観客に共感を呼び起こす人情喜劇として、笑いあり涙ありの心温まる作品を目指しています。

初のオンライン配信も実施

新作公演の記念として、昨年の舞台「幽霊でもよかけん会いたかとよ」が【PIA LIVE STREAM】で初配信されることも発表されました。この配信は、舞台を観たことのない方や、もう一度観たい方にとって貴重な機会となります。

福士氏が自ら演出した初演作品でもあり、観ることで新作「おっかちゃん劇場」への理解が深まることでしょう。彼自身もこの配信を通じて、様々な期待感を抱いているようです。