井村屋、効率的な物流の実現に向けて『MOVO Berth』を導入
井村屋株式会社は、冷凍食品の出荷業務の効率化を図るため、トラック予約受付サービス『MOVO Berth』を導入しました。この取り組みは、出荷拠点である三重県津市の「アイアイタワー」における荷待ち時間を大幅に短縮し、労働環境の改善にも寄与しています。
導入の背景
井村屋は「肉まん」や「あずきバー」など多くの冷凍食品を手掛けており、温度管理が重要な出荷業務を行っています。これまで同社は、出荷車両が集中する繁忙期には、荷待ち時間が長引き非効率な状況が続いていました。特に、先着順に並ぶ制度のため準備が後手に回り、長時間の待機が発生することが課題でした。さらに、紙の受付票を手動で管理していたため、事務作業が煩雑になり、残業の原因にもなっていました。
このような物流の「2024年問題」に直面した井村屋は、ドライバーの労働時間を短縮し、現場の負担軽減を目指して『MOVO Berth』の導入を決定しました。
『MOVO Berth』導入による成果
『MOVO Berth』の導入によって、井村屋は以下のような成果を得ました。
- - 荷待ち時間の削減: 荷待ち時間が30分以内に短縮され、全体として3割の削減を実現。
- - 事務作業のデジタル化: 古い手法をデジタル化したことにより、残業をほぼゼロに抑え、効率的に業務を進めることが可能になりました。
- - ドライバーと現場のゆとり: 予約時間のルール化により、今までの混乱が解消され、ストレスが軽減されました。
これにより、ドライバーが到着時間や荷物の内容を可視化できたことで、作業の段取りがスムーズになり、効率化された時間を利用して丁寧な対応に充てられるようになりました。
『MOVO Berth』とは?
Hacobuが提供する『MOVO Berth』は、荷待ちや荷役時間の削減を目的としたトラック予約受付サービスです。物流現場の生産性向上をはかるために、入場予約と入退場受付を行い、作業効率を高める取り組みを支援します。需要の変動に柔軟に対応できるように設計されており、複雑な運用パターンにも対応可能な機能を備えています。また、導入後の支援にも力を入れており、高い確率での運用定着が実現されています。
まとめ
井村屋の物流現場における『MOVO Berth』の導入は、効率化と働きやすさの両立を見事に達成しました。今後もデータを活用して物流課題を解決し、よりよいサービスの提供を目指す井村屋の取り組みに期待が寄せられます。詳細な導入事例は、
こちらからご確認いただけます。