真珠3000個が新たな命を吹き込む!WSPと造形作家・玉田多紀のコラボレーション
株式会社WSPは、ダンボールを用いた造形作家である玉田多紀氏とのコラボレーションを発表しました。このコラボレーションは、WSPが掲げる「Love Our Nature」キャンペーンの一環として、ジュエリー品質には満たなかった真珠約3000個を玉田氏の作品に提供するというものです。
今回のコラボレーションで注目すべき点は、単なる廃材の活用という枠を超えた、真珠という自然素材とアートの融合です。WSPは、ジュエリーとして使用されなかった真珠を「ネイチャーパール」と名付け、その個性的な美しさを新たな形で世に送り出す試みを続けています。
玉田氏は、リサイクルダンボールを用いて生き生きとした生き物を表現することで知られています。今回のコラボレーションでは、玉田氏の卓越した造形技術と真珠の自然な輝きが調和し、海の生き物を題材にした作品が誕生しました。
これらの作品は、2024年7月13日から瀬戸内市立美術館にて開催される「造形作家 玉田多紀 海のいきもの ダンボール物語より」展で展示されます。展示では、海洋環境問題や絶滅危惧種など、海をテーマにした約20点の作品が鑑賞できます。
# 真珠の新たな可能性
真珠は、古くからその美しさで人々を魅了してきた宝石です。しかし、ジュエリーとして使用されるためには、厳しい品質基準をクリアする必要があります。ハイグレードな真珠は、市場で高値で取引されますが、品質が低い真珠は廃棄されるか、化粧品原料や再生核などに利用されるのが現状です。
WSPは、この「もったいない」真珠に着目し、その価値を見出す取り組みを進めています。今回のコラボレーションは、真珠の新たな可能性を示す、重要な一歩と言えるでしょう。
# サステナビリティへの意識
近年、サステナビリティへの意識が高まる中、企業は環境問題への取り組みを積極的に行っています。WSPは、真珠の生産から販売まで、環境への負荷を低減するための取り組みを推進しています。
今回のコラボレーションは、その一環として、廃棄されるはずだった真珠に新たな価値を与えるとともに、環境問題への関心を高めることを目的としています。
# アートと環境問題
玉田氏の作品は、ダンボールという身近な素材を用いながらも、生き物の力強さや美しさを表現しています。そこに真珠という自然素材が加わることで、作品に深みが増し、環境問題へのメッセージがより強く伝わってくるのではないでしょうか。
今回のコラボレーションは、アートを通して環境問題を考えるきっかけを与えてくれるでしょう。
# 今後の展開
WSPは、今後も真珠の価値を最大限に引き出し、環境問題に取り組む企業として、様々な活動を展開していく予定です。今後の展開に期待しましょう。