ORLIBとFinal Aimが提携
2021-03-30 09:00:02
新世代電池スタートアップORLIB社とFinal Aimが業務提携を締結
最近、スタートアップ界において注目を集める動きがありました。
その中心にいるのが、ORLIB社という新興企業と、デザインとテクノロジーによるゼロイチ支援を行うFinal Aimの業務提携です。この提携は、両社が目指す新しい産業を創造するための重要な一歩とされています。
ORLIB社は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)と大学発新産業創出プログラム(START)から生まれたスタートアップで、高エネルギーで安全、かつ低コストの新世代二次電池を開発しています。この技術は、ドローンや通信基地局装置を搭載した無人飛行機(HAPS)、さらにはEV(電気自動車)など、多岐にわたる分野への応用が期待されています。
一方、提携を結んだFinal Aimは、ソニーデザインコンサルティングや他のスタートアップとの協業を通じて、クリエイティブで革新的な企業支援を行っています。これにより、ORLIB社に対して経営やデザインのハンズオン支援が可能となります。
この提携に先立ち、ORLIB社はコア技術以外の領域においてノウハウの不足に直面していました。そこでFinal Aimが手を差し伸べ、特に経営戦略やデザインの観点から支援することを決定しました。
Final Aimが具体的にどのような支援を行うのでしょうか?以下がその主要な領域です。
1. スタートアップ経営支援:資本政策、事業計画の策定、事業開発、組織設計など。
2. デザイン支援:コーポレートデザイン全般と、インダストリアルデザインや製造サポートなど。
このパートナーシップは、両社にとってウィンウィンの関係を築くための基盤となります。ORLIB社のCEO、佐藤正春氏は、「新世代電池は社会や人々の暮らしに直接影響を与える大きなテーマだ」と述べ、技術だけでなく、それを支えるデザインや経営全体の重要性を強調しました。
また、Final Aimの共同創業者、朝倉雅文氏と横井康秀氏も、ORLIB社の電池技術に対する期待を語ります。特に、横井氏は「この新型電池は自動車から航空宇宙まで、幅広いハードウェアデザインに革新をもたらす可能性がある」と夢を膨らませています。
業務提携の第一弾として、ORLIB社のコーポレートデザインをトータルに支援するプロジェクトが始動しました。これは、企業理念や独自性を際立たせるためのデザイン戦略を構築し、スタートアップとしての企業価値を高める取り組みです。
ORLIB社は、設立以来2倍の高エネルギー電池を開発し、現在はその特性を生かした用途開発や小ロット量産プロセスの開発に尽力しています。今後、両社が手を携えて新たな技術革新や産業創出を実現していく姿勢が期待されています。
この提携は、単なる業務連携を超え、社会や人々の生活にインパクトを与える技術の誕生に寄与することでしょう。今後の展開に、私たちも目が離せません。
ORLIB株式会社の本社は東京都文京区に位置し、持続可能な豊かな社会を支える高エネルギー二次電池の開発に力を入れています。一方、Final Aimは東京都文京区で新しい産業の創造を目指し、世界中での挑戦を促す企業です。
会社情報
- 会社名
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株式会社 Final Aim
- 住所
- 東京都文京区本郷3丁目38-10さかえビル2F
- 電話番号
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